2009年7月 9日 (木曜日)

展覧会最終日

7月4日・土曜は、展覧会の最終日でした。
1時からギャラリートークと公開制作。
見えない人、見えにくい人や、たんぽぽのスタッフ・車椅子の人、学生など
さまざまな立場の人が参加してくれた。
人数は、20人ぐらいだっただろうか。

ぼくが作品解説をしても一方通行でおもしろくなさそうなので、
阿部さんにお願いして、対話型の鑑賞を試みた。

選んだ絵は、『インフルエンザのある街』 『疲れ果てて』
『確かなものと不確かなもの』の三つ。

課題は、二つ。作家がいるので、最後にぼくがコメントするわけだが、
どうしても種明かしというか、「こんなつもりで描きました」ということを言う
ことになってしまう。阿部さんの運び方がうまいので、正解を求めるような
雰囲気にはなっていなかったように思うが、どうもすっきりしない。

もう一つは、直方体の立体に描いた『疲れ果てて』を鑑賞するときに、
最初に見えない人に触ってもらった。触り終わって、それが人体だということが
わかると、どうもその後の会話が弾まなくなってしまった。
触るという行為は、物事を確定してしまい、想像力を減退させてしまうようだ。

3時頃から、公開制作に移った。
最後までつき合ってくれた人、ありがとうございました。
こんなのになりました。

『わら天神あたりから飛び始める』は、もう数年前にみた夢だ。
京都市北区に「わら天神前」というバス停がある。そのあたりから自宅に
向かって歩き出すと、何だか体が軽くなって、一歩足を踏み出すとふわりと体が
浮き上がる。スキップするようにして一歩ごとに高く飛び上がれるのだ。
もちろん杖も持ったまま。障害物も飛び越えるので、自転車も車も信号も
心配ない。そんな夢をみた。
白杖や、飛び越えた街の様子は省略してしまった。

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2009年7月 3日 (金曜日)

明日最終日です

明日で終わりです。最後にもう一つ直方体の箱に描きます。
1時からギャラリートーク。その後公開制作です。
見えない人も何人か来てくださるとのことなので、トークというより、阿部
さんにナビゲーターをお願いして、対話型の鑑賞ができればと思ってます。

いよいよ、大きな作品は廃棄処分です。巡回できるところや、
引き取り手があればご一報ください。

1ヶ月も作品に会ってないとスッカリタイトルも忘れています。
思い出して、しゃべれるようにしておかなければなりませんね。
ここにタイトルだけ書いておきます。

*入口から左回り
■額に入った8号の作品5点
『5人のおしゃべり』
『コーヒーミル』
『はり治療』
『支える木』
『色はいらない』

■キャンバスの40号
『ベーグルのある街』

■額に入った黒に黒で描いた作品2点
『午前0時の点滅式信号機』
『2台の自転車が通りすぎる』

■キャンバスの10号4点
『インフルエンザの街』
『横断歩道の音』
『歯医者さん』
『雨が降り出してもまだ間にあう』

■立体の像作物に描いたもの
『確かなものと不確かなもの』


■直方体に描いたもの3点
『EさんとUさん』
『お好み焼き屋さんで乾杯』
『疲れ果てて』

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2009年6月10日 (水曜日)

6月10日──展覧会初日

西ノ京の駅まで、たんぽぽの岡部さんが車で迎えに来てくれた。
12時45分、たんぽぽ到着。
カフェで、コーヒーをいただいて、ローソンで買ったあんパンでお昼を
済ませながら、NHK奈良放送局の人と取材の打ち合わせ。
間もなく、公開制作のアシスタントをお願いしている井尻さん登場。

1時30分から描き始める。
何に描いたかというと、高さ90センチ、45センチ四方の展示台のようなものだ。
展示台のようなというより、まさに展示台としてロート製薬で作っていただいた
のだが、必要なくなってしまい、今回の公開制作に使わせてもらうことに
なったのだ。

描くものを、昨夜の内に大凡考えていたので、1時間で1つ描けるだろうという
もくろみで5時ぐらいまでに2つを予定していた。
ところが、ちょっと細部にまで描き込みすぎて一つ目が終わったのは、3時半だった。

描いたのは、昨日、展示作業を終えてから、何人かで行ったお好み焼き屋さんでの
風景。というか、こういう構図を描きたかった。
ぼくが、大きく足を開いて座り(実際は、おとなしく遠慮がちに
座ってましたが……)、ビールジョッキを片手に、蛸ぶつを箸でつまもうと
しているところ。残りの2つの皿は、これから運ばれてくるお好み焼きを
待っています。

よく考えてみると、他のメンバーは、全部うら若き女性ばかりだった。
年のせいでずうずうしくなったのか、そういうことが気にならなくなっている。
もっと肩書のある人だと緊張するだろうが、気さくな人ばかりで、楽しい
一時を過ごした。それで、参加した女性4人をグラスの中に描いてしまった。
色は、声の印象で、話し方などをラインで表現したつもりだ。

二つ目は、絵を描き終わり、疲れ果ててベットに崩れ落ちているところだ。
これは早く描けた。4時半過ぎから始めて6時には終わっていた。
最後に少し絵が寂しいかなと思い、『確かなものと不確かなもの』に使った
残りの空色のカッティングシートをぐるっと巻いて完成。
これで少し印象が変わったと思う。

たんぽぽのスタッフ・利用者・ボランティアの人など入れ替わり立ち替わり見に
来てくれていたようだ。描きながら少し話した人もいるし、休憩時間にカフェで
話した人もいた。長時間見てくれた人もありがとうございました。

*最終日、7月4日・土曜には、ギャラリートークと公開制作を予定しています。
少し不便なところですが、ぜひお越しください。

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2009年5月30日 (土曜日)

光島貴之展ー確かなものと不確かなもの─

久しぶりの個展だ。
ロート製薬の木津研究所で現地制作した大きな作品を、廃棄処分せずに、多くの人に見てもらうことができるようになった。
突然の企画を、快く実現いただいたたんぽぽの家のみなさん、どうもありがとうございます。

40号のキャンバス1枚と10号のキャンバス4枚を購入。
現在、10号を3枚描いた。
その他、黒だけで描いたものも5点ほど出品予定。
10日の初日には、公開制作も予定しています。

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光島貴之展
ー確かなものと不確かなもの─

6月10日(水)〜7月4日(土)
11:00〜17:00 
日・月曜日休館
作家在廊日/6月10日(水)7月4日(土)13:00〜17:00 

たんぽぽの家アートセンター HANAギャラリー
〒630-8044奈良市六条西3-25-4
TEL 0742-43-7055(代表)FAX 0742-49-5501
URL http://popo.or.jp/ E-mail tanpopo@popo.or.jp


光島にとっての確かな街は、
話し声 足音 点字ブロック 段差 音響式信号機である。
風切る自転車と車の音には、不安を感じる。
不確かなものは、自転車に乗っている人や、足音の持ち主である。
歩き続け、街に近づこうとすると、不確かなものがその姿を、あらわにし始める。

光島にとっての確かなものと不確かなものをテーマに、近作を展示します。
併せて、2009年5月、ロートリサーチビレッジ京都で現地制作した
6メートルの壁画を、ロート製薬のご好意により一般公開します。

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2009年5月17日 (日曜日)

こんな展示になりました

17日・日曜午前10時30分ぐらいから描き始めた。
柱を取り囲んだ壁面。長い方が、180センチ。短い面が、120センチ。
ぐるっと一周してみると、思ったより小さな感じ。
ところが侮ってはいけない。四つのコーなを使いこなすのには、かなり苦労した。

まず、前日に用意した、空色のカッティングシート約8メートルで壁面を取り囲む
ように、下から上へ斜めに貼っていった。
スタッフ総動員して、何とか一周。少しの皺は我慢してもらうことにして思い通りに貼り終わる。

木を描き、自転車を描き、ハイヒールの人を描いた。
しかし何か余白が気になる。
4時頃、コーヒーをごちそうになりながら雑談。
そこで閃いたのが、ハイヒールの足音を描くことだった。これで命拾い。
その後、展示台として作ってもらった直方体の箱にも一つ描いて、
7時頃終了。
これは、今回ロート製薬のプロジェクトでお世話になった江頭さんと采女さんのイメージだ。

作品タイトルは、『確かなものと不確かなもの』。
制作風景を記録して、10分ぐらいのビデオに編集してもらっている。
これも、見てもらう機会があればいいのだが……。


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2009年5月16日 (土曜日)

大きな直方体に描く

ロート製薬の木津研究所で、現地制作します。明日、17日です。 先週、下見をしたら、直径120糎の大きな柱があったので、それを取り囲むようにパネルを立ててもらうことにしました。 高さは、210糎。幅は、120センチの面と180センチの面があります。 その真ん中に柱が立っているという感じです。 早速、紙で縮尺模型を作りました。 かなり描きごたえがありそうです。 時間も限られているので、少し仕込みをしておこう。 8メートルの青色カッティングシートを買ったので、この造作パネルをぐるっと取り囲むようなラインを切り取った。 明日一番にこのラインを貼り付けることになるだろう。 明日は、阿部さんと高内さんに手伝ってもらうことになっている。よろしくお願いします。 うまくいけば、巡回展の話もまとまりそうだ。

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2009年5月 8日 (金曜日)

60人のワークショップ

相模原の女子美でワークショップをしました。 視覚障害者7人ほどを含む60人。 こんな大勢は初めて。 何とかなるものですね。 今回は、立体コピーの新作の絵を触ってもらいました。 名作? 「天満橋」を越える絵がなかなかできなかったのですが、 5作目にして少し納得できる作品化もしれません。 「天満橋」が、直線で構成されていて、駅の具象なのに比べると、 新作は、曲線を多用した抽象度のあるものです。 何回か繰り返して使うと良さが実感できるかもしれません。 詳しくは、ビューのブログでご覧ください。 http://mitsushima.txt-nifty.com/view/2009/05/post-31e5.html

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2009年4月23日 (木曜日)

食堂で展示

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東京に引き続き、ロート製薬大阪本社での展示です。 場所は、食堂。みんな悩んでの結果です。パーティションを作ってもらったので、少しは際だっているのかな。 展示台も4つも作ってもらったのに、1つしか使いませんでした。 ロート製薬のスタッフの方、ごめんなさい。この台は、次の京都での展示に必ず役立てます。 26日は、社員さん向けのワークショップです。 昨年、香港で滞在制作した『香港タイフーン』が返却されてきたので、今回展示してみました。

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2009年4月17日 (金曜日)

5月1日、女子美アートミュージアムでワークショップ

5月1日に、女子美アートミュージアムでワークショップをすることになりました。 見えない人・見えにくい人だけの募集になりますが、お申し込みお待ちしてます。 以下詳しい内容です。 このたび、女子美術大学では、「ユニバーサルアート研究」の授業において、視覚に障害のある人とない人が一緒に創作するワークショップを行うことになりました。 この授業では、アートを従来よりも広い視点でとらえ、学生が将来、アートを通して社会とさまざまな接点を持つことを目指しています。 そこで私たちは、視覚に障害のある方で、本学の学生と一緒に作品を制作してくださる方を探しています。 今まで、作品制作の経験がない方にもご参加いただけるワークショップです。ぜひご協力ください。 日時などの詳細を以下にご案内します。大変急なお願いで恐縮ですが、皆さんのご参加を心よりお待ちしています。 ●日にち 2009年5月1日(金) ●時間 13時20分〜16時30分 ●場所 女子美アートミュージアム  (相模原市麻溝台1900 女子美術大学相模原キャンパス内。 小田急線相模大野駅またはJR横浜線古淵駅からバスを利用。) ※アクセス方法は後半でご案内します。 ●募集人数 視覚に障害のある方15人 ●集合時間 13時10分 ●集合場所 女子美アートミュージアム・ロビー ●費用   参加費は無料ですが、会場までの交通費は、自己負担となります。

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2009年4月15日 (水曜日)

鑑賞ワークショップ「ミルトーク」

1枚の絵を2時間掛けて鑑賞します。 言葉が尽きてしまわないだろうか? ちょっと心配してます。 以下、ビューのメールをそのまま貼り付けました。 --------- ビューの阿部です。 今回は、「鑑賞ツアー」でもなく「創作ワークショップ」でもなく、「鑑賞ワークショップ」を行います。鑑賞ワークショップでは、言葉で鑑賞するってどんなことだろう?と考えたり話しをしたりするイベントです。 今回は「ミルトーク」という、カフェフィロさんのイベントに寄せてもらいます。 たまには、椅子に座ってお茶を飲みながら、ゆっくり作品を味わいましょう。 以下「ミルトーク」案内 転送歓迎------- ミュージアム・アクセス・ビュー×カフェフィロ特別企画 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 絵を見る、話す、考える 鑑賞ワークショップ 「ミルトーク」 ……………………………………………………………………… 日時:4月25日(土)14:00〜16:30(受付13:30より) 場所:スペースALS−D(西陣) http://homepage3.nifty.com/spacealsd/ 作品:中井幸子「One−Where are you?」シリーズのなかの一作品 進行:井尻貴子(カフェフィロ)  参加費:1,000円(ドリンク付き)  事前お申し込み制:お名前、連絡先、視覚障害の有無、同伴者の有無を下記連絡先までお知らせ下さい。 ………………………………………………………………………

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