2017年10月 5日 (木曜日)

第1回フォーラム 感覚×コミュニケーションでひらく、美術鑑賞の新しいかたち

10月7日14時から、
京都国立近代美術館 1階ロビーで以下のようなフォーラムがあります。

「第1回フォーラム 感覚×コミュニケーションでひらく、美術鑑賞の新しいかたち」
(感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業)
http://www.momak.go.jp/senses/forum01.html

「みる」ことだけにとらわれない美術鑑賞を実践している美術館、グループからの報告が三つ。
ミュージアム・アクセス・ビューからもたけうちさんと山川さんが活動紹介をしてくれます。

いずれも興味深い内容です。ぜひご参加ください。

28年目の「美術の中のかたち」展ーその取り組みと課題 橋本こずえ(兵庫県立美術館)

盲学校とともに歩んだ6年と、そこから生まれた"こと" 岡本裕子(岡山県立美術館)

色とりどりのことばによる対話 たけうちしんいち/山川秀樹(ミュージアム・アクセス・ビュー)

ぼくが、さわれる作品を求めて美術館めぐりを始めた頃、確か1988ねんぐらいだったと思うのですが、東京でフォーラムが開かれていました。当時は、まだことばで作品を鑑賞するというような発送はまったくなかったので、話題は触ると言うことに集中していたと思います。うろ覚えですが、パリのポンピドゥー・センターの人のレクチャーと中村雄二郎 さんの哲学的な話を聞いたのを覚えています。あれからもう30年が過ぎているのですね。間もなく兵庫県美での「美術の中のかたち展」がはじまり、すっかり常連の鑑賞者となりました。名古屋市美でさわれる企画展が行なわれたのも90年代前半でした。

90年代後半からは、言葉による鑑賞がスタートします。言葉による鑑賞に懐疑的だったぼくも2001年のミュージアム・アクセス・ビューの結成にいつの間にか参加することになっていました。いまだにさわると言葉の間でうろうろしていますが、どちらの鑑賞方法も身につけたことで美術への関わりは爆発的な広がりとなりました。

今、注目しているのは、さわる鑑賞と言葉での鑑賞を何とか結びつけて、見える人と見えない人が同じ立場で対話できる鑑賞のシステム作りです。
今回のフォーラムで何かヒントをもらえればと期待しています。

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2017年9月 6日 (水曜日)

ドーセントで活動中

現在京都芸術センターでドーセントとして活動中です。自分の作品ではなく韓国の作家オ・インファンさんの『死角地帯探し』という作品のガイドをしています。視覚障害者4名程度でシフトを組んで1日5時間ずつぐらいで入っています。
午前中鍼して15時ぐらいから芸術センターに行くとか、その逆だったりします。

以前に高嶺格さんの展覧会でアテンドをさせてもらったことはあるのですが、それとはまた違った体験を積み重ねています。あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのでぜひ時間がありましたら展覧会にお越しください。

見えない人が監視の席に座っている。それがドーセントであることを発見して、観客の側から声を掛けてもらって始めて案内がはじまり、謎解きをしながらもう一つの「制作室2」へ道案内するって感じです。あくまでも観客の自発的な行為によって作品案内がスタートするのです。

ぼくに取って新鮮なのは、見えない人の作品(障害者アート)というフィルターを通しての出会いではなく、純粋に現代アートの展覧会にお越しになった方々との出会いの場が作り出されていることです。
そして自分の作品ではなく、他の作家の作品を解説すると言うことで、いつもより客観的な立場から作品の中に入っていけるということがあります。
ダイアログ・イン・ザ・ダークでは暗闇の中で見えない人がアテンドとして活躍するわけですが、今回は普通に明るい中でのガイドとなります。しかし作家は、見える人との関係を逆転してほしいと言います。見える人の手足を縛ることなく価値の転換するのはかなりの難関です。そのような期待に応えられているといいのですが。

展覧会は10月15日までです。ぼくのシフトが決まっている日を書いておきます。

9月21日(木) 10時~15時・22日(金) 10時~15時

以下15時~20時
23日(土)・25日(月)・27日(水)・29日(金)

10月は、10月2日(月)10:00-15:00以外はすべて15時から入ります。

1日(日)・6日(金)・8日(日)・9日(月)・11日(水)・13日(金)・15日(日)

最後になりましたがオ・インファンさんの作品と展覧会全体を紹介しておきます。

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オ・インファンは1965年ソウル生まれ、ソウル在住。死角地帯探し(2015)は、2会場での5つのプロジェクトを通して、物理的な死角や制度的な抜け道、文化的な隙間など、社会のなかで普段意識されることのない部分を顕在化する。監視カメラに映らない部分を視覚化し物理的かつ身体的に体験する空間、元軍人が軍隊生活の中で私的空間を見つけた経験を語るインタビュー映像など、支配的な価値体系が及ばない「blind spot(死角地帯)」を探し求めることが創造的な営為であることを明らかにしようと試みる。

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東アジア文化都市2017京都「アジア回廊 現代美術展」
8月~11月に行われる日中韓の三か国文化交流「東アジア文化都市2017京都」のコア期間事業メインプログラムとして、日中韓の現代アートを紹介する大規模な展覧会を開催します。
メイン会場は、江戸時代の始まりと終焉の地とも言われ大政奉還の舞台にもなった、 世界遺産「元離宮二条城」。 天守閣跡、堀、通常非公開エリアである東南隅櫓、台所など城内全域にアート作品を展示します。
もうひとつの会場「京都芸術センター」も国の登録有形文化財。明治に京都の町衆たちの力で作られた明倫小学校を、2000年に京都の芸術活動を支援する拠点としてリノベーションした施設です。外観や大広間、講堂や教室、廊下など当時を思わせるたたずまいを感じてみてください。
国際的に活躍する日中韓の現代アーティストが25名参加
日本・中国・韓国を拠点とする3人のアーティストによるコラボレーションチーム西京人(さいきょうじん)や、京都にゆかりある日本人アーティスト、日本ではじめて紹介される中韓のアーティストなどを紹介。
参加アーティスト:
西京人、草間彌生、堀尾貞治+現場芸術集団「空気」、今村源、中原浩大、三嶋りつ惠、やなぎみわ、伊藤存、宮永愛子、花岡伸宏、久門剛史、谷澤紗和子、ヒスロム、中村裕太+谷本研、キムスージャ、チェ・ジョンファ、オ・インファン、ハム・キョンア、ミックスライス、ヒョンギョン、ツァイ・グオチャン(蔡國強)、ヤン・フードン(楊福東)、ルー・ヤン(陸揚)、ヘ・シャンユ(何翔宇)、タオ・フイ(陶輝)
東アジア文化都市2017 京都 アジア回廊「現代美術展」
2017年8月19日(土)?10月15日(日)
会場:二条城、京都芸術センター 来場案内はこちら
詳しくは公式サイト
http://www.asiacorridor.org

をご覧ください

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【ビュー】鑑賞ツアー 「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」ご案内

前回の兵庫県美では、さわる鑑賞をまじえての新しい試みでしたが、今回はいつもの言葉での鑑賞です。
日時: 2017 年9月24日(日)13:00~16:30

-------ここから案内文--------

【ビュー】鑑賞ツアー 「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」ご案内

京都国立近代美術館/ミュージアム・アクセス・ビュー 連携企画

平成29年度 第45回鑑賞ツアー「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」 

今回の鑑賞ツアーは「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」です。

本展覧会は、絹谷幸二の初期から現在に至る代表作を展示するとともに、素描や陶芸、ガラス作品に至るまで、この画家の多彩な活動の全貌に迫ろうとするものです。

また、本展覧会のために制作した京都を題材とした新作や展覧会初公開作品のほか、絹谷作品の世界観を映像化した壮大な3面スクリーンの作品も出品され、絹谷芸術をご堪能いただけるまたとない機会となるでしょう。(京都国立近代美術館ホームページより抜粋)

ツアーの前に、美術館スタッフから解説をしていただく予定でおりますので、是非ご参加ください。

中学生、高校生のみなさんのご参加も大歓迎ですよ!

◆ウェブサイト(展覧会のページです) 
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2017/421.html

( 絹谷幸二 色彩とイメージの旅でも検索できます)。

◆鑑賞ツアーコーディネーター:ミュージアム・アクセス・ビュー 

お問い合わせ、お申し込みはこちらまで
museumaccess.view@gmail.com

◆日時

2017 年9月24日(日)13:00~16:30

※今回は鑑賞ツアー前のレクチャーと、ツアー後のふりかえりは、ロビーの一部を区切ったオープンスペースでおこないます。予めご了承ください。

◆場所

京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)

◆当日の集合場所/時間

1. 京都国立近代美術館ロビー付近 12:50

2. 地下鉄東西線「東山駅」改札 12:40

◆募集人数

見えない人・見えにくい人 10名 見える人  20名

※定員になり次第、締め切らせていただきます。

◆参加費 
500 円

■■■ツアーのお申込み方法/お問合せ先■■■

以下の項目を、メールで送っていただくか、お電話にてお申込みください。

・1.お名前
2.連絡先
3.障害の有無
4.障害のある方は同伴者の有無
5.集合場所
6.過去の鑑賞ツアーへの参加の有無

・メールアドレス
museumaccess.view@gmail.com

・電話
080-5352-7005
 まで。留守番電話になっておりますので、「参加します!」と録音してください。折り返しご連絡をいたします。
・当日欠席などの緊急の連絡は、この電話番号までお願いいたします。

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ミュージアム・アクセス・ビューとは?

目の見えない人/見えにくい人と「ことば」を使った鑑賞ツアーを行っています。作品を介してお互いに会話を楽しむことを目的としています。
作品からのメッセージをさぐり、鑑賞を深め、またお互いの「見え方」「感じ方」の違いを発見し共有していきます。
一人で静かに鑑賞するのとは違って、いろいろな職業や、年齢、障害の有無、経験の違う人たちと、おしゃべりをしながら作品を見る新しい鑑賞の試みです。
「会話を楽しむ」こと ができる人なら誰でも参加可能です!

ホームページ 
http://www.nextftp.com/museum-access-view/

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