MOTサテライト2019 ひろがる地図 ワークショップ
てざわりのカード
2019年9月7日(土)
自分の生きている世界を、てざわりで表現する
目が見えている人は、視覚を中心に世界を認識しています。目の見えない人は、触覚や対物知覚(天井の低いところに入ると圧迫感を覚えるような感覚)によって空間を感じ取っています。同じ場所にいて同じものに向かっていても、そこで認識されている風景は違うのかもしれません。それは、目が見えているかどうかで二つにきっぱり分かれるものではなく、実は一人一人で異なるものなのではないでしょうか。私の見ているもの感じていることを、他の人が同じように見たり感じたりしているとは限りません。
このワークショップでは、さまざまな素材(布、金属、プラスティックなど)で作った「てざわりのカード」を使って、自分の中にある風景や物語をてざわりに置き換えてみます。自分の感覚を、他の人にも体験できる形に落とし込んでみることで、自分の知覚の偏りや、自他の違い、そして触覚の面白さを発見できるでしょう。
見える人も見えない人も、大人も子どもも、一緒に楽しめるワークショップです。
*このプログラムは文化庁委託事業「障害者による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」として実施します。
講師プロフィール
光島貴之
1954年生まれ、京都府在住。10歳の頃に失明し、鍼灸師としても活動。1995年より製図用テープとカッティングシートを用いる独自のスタイルで「触る絵画」の制作を始める。兵庫県立美術館やサンディエゴ美術館など国内外での展覧会・個展が多数。
https://mitsushima-art.jimdofree.com/
◆日時 2019年9月7日(土)14:00-16:30
◆場所 どうぶつしょうぎカフェいっぷく(江東区白河3-2-15)
*会場は東京都現代美術館ではないのでご注意ください!美術館からは徒歩10分弱
◆定員 20名(応募者多数の場合は先着順)
◆参加費:無料
◆申し込み方法 E-mailまたは電話にてお申し込みください
・E-mailでの申し込み:タイトルを《「てざわりのカード」参加希望》とし、本文に下記の①~⑤までご記入の上、satellite-ws@mot-art.jpまでお送りください。
・電話での申し込み:電話03-5245-4111「てざわりのカード」担当宛に、必要事項をお伝えください。
①氏名[フリガナ] ②メールアドレスまたはFAX番号 ③連絡先電話番号 ④視覚障害のある方はお知らせください ④美術館への連絡事項など
*必ず参加者全員の必要事項をご記入ください。
*筆談や車椅子介助などサポートが必要な場合は、お申込の際に「⑤美術館への連絡事項など」の欄に記入をお願いいたします。すべてのご希望には添えない場合がございますが、その際はあらかじめご相談させていただきます。また、清澄白河駅や美術館から会場まで送迎が必要な方も、その旨お申し出ください。
◆お申し込み・お問い合わせ
東京都現代美術館 企画係「てざわりのカード」担当
E-mail: satellite-ws@mot-art.jp FAX: 03-5245-1141 TEL: 03-5245-4111(代表)