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2002.11.08

違っているからこそおもしろい──でも、伝えあうって難しい?

 今日から、鍼灸院を開業して21年目が始まりました。自分でもこんなに長くこの仕事を続けてきたのがふしぎでもあります。転職しなかったというより、一つのことを20年も続けられたということが信じられないという感じなのです。

 昨日は、高槻の高校に人権学習と称して、講演に行ってきました。演題は、「違っているからこそおもしろい──でも伝えあうって難しい?」というものですが、中身は、あーとのことを通して語りかけるスタイルです。生活史を語るようなことは以前にもありましたが、高校生にあーとをテーマにして話すのは初めてでした。ビデオをまじえてなので、組み立てはわりと楽なのですが、中程でワークショップ的な内容を組み込んだのがうまくいきませんでした。
 一つは、いつもの『京阪天満橋』という立体コピーの絵を、アイマスクをして触ってもらうものです。生徒の中から3人を選抜してやってもらいました。その情景をビデオカメラで撮って、プロジェクターで全員に見せながら勧めるというものです。実際に体験している生徒と、その様子をプロジェクターで見ている生徒との間には、量りがたい温度差があったようです。なにしろ6クラス、240人というのは多すぎますね。ただ人数のわりには、静かに聞いてくれたという印象はありました。
 その2は、絵を言葉で説明してもらう体験です。ミュージアム・アクセス・ビューでやっていることを生徒3人とやってみようと試みました。作品は、2つ用意しました。ビュッフェの『座って酒を飲む人』とゴッホの『アルルのゴッホの寝室』です。時間がなくて、ビュッフェしかできませんでした。ぼくがいろいろ生徒に聞くかたちで進めたのですが、なかなか恥ずかしがってリズミカルにはいきません。最後にその絵をプロジェクターに映し出す仕掛けになっていたのですが、なんかドラマチックではなかったなあ! まあ、感動的な場面を演出しようとしていたわけでもないのですが、ぼく自身なにを求めていたのかが、ハッキリしてなかったところに問題があったようです。

 言葉で説明することの難しさ。楽しさを伝えたかったはずなのですが、ザワザワした時間になってしまいました。今度やるときは1クラス40人ぐらいでやってみたいですね。

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