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2003.04.12

4月3日、クリエイティブ・グロースのオープニングでのトーク

 4月3日、グロースでおこなわれたオープニングでは、滞在制作をしている作家と企画者である山本さんのトークがありました。この原稿は、それに先だって通訳の人に提出したものです。

●発言の要旨

1.CGで滞在制作をすることになり、
3月25日から、7日間通って、絵を6枚と、立体を1つ作りました。

2.サンフランシスコにやって来て、最初に遭遇したのは、反戦のデモ行進デシタ。その次に出会ったのは、このクリエイティブ・グロースに集まる活気ある障害者の人々です。
そんな雰囲気の中で、ぼくの作品が、自分でも不思議なぐらい次々とできあがっていきました。

3.ぼくには、風景や人の姿を見ることはできませんが、町の音や人々の会話から
感じるものがたくさんありました。それらを肌で感じながら、作品ができあがっていきました。
今までとは違う作風を感じてもらえればうれしいです。

4.最初に描いたのは、グルグルを二つ描いたものです。『グルグル・ロール』と名付
けました。サンフランシスコの活気あるエネルギーを、描いたつもりです。

5.二つ目に描いたのは、『Imagine of the Tree』
です。
戦争や貧困で犠牲になる可能性が高いのは、障害者です。また、新たな障害者を産み
出すきっかけにもなります。ぼくは、ひとりの障害を持つ作家として、戦争に反対し
ます。
そして、想像力によって障害者の生活が豊かになることを信じて描きました。点字の
アルファベットで「imagine」と描いています。

6.粘土の作品では、アン先生の提案で、新しい技法を試すことになりました。焼き上
がりが楽しみです。もう一度ここを訪れて、焼き上がった作品を触る喜界がやってく
ればなおさらうれしいと思います。

7.日本では、このように障害者が毎日通ってきて、いろんな形のアートを楽しんだり、
商品として販売したり、アーティストとして育てていくようなシステムは、ほとんどありません。このような自由な雰囲気で、好きなだけ制作できる艦橋がうらやましく思います。
ぼくが移住するわけにもいかないので、日本でこのような
場が一日も早く実現できるようになればいいなあと思っています。



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