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2006.01.12

川越市美の感想から

 今回、「みつしま通信」で川越市美の案内をさせていただいたら、多くのみなさまから返信をいただきました。ぼくは、オープニングには行けなかったのですが、数人の方から作品の感想も寄せていただきました。ありがとうございます。
ある人からの感想で、
 「でも、私はちょっと物足りない気がしました。作品としての主張が控えめな感じがします。こじんまりとして綺麗にまとまりすぎている気がします。ブログの日記のよう」
というものでした。この感想は、本質を突いているので、ぼくはとても落ち込んでしまいました。
他の作家が、大胆に空間をインスタレーションしているのに比べて、ぼくの「タッチ、アートコーナー」はとても整然としていて、決められた枠に閉じこもっているような印象だったのだと思います。
ぼくは、この「タッチ、アートコーナー」の部屋そのものがとても気に入ってしまったので、その展示台をうまく使いこなすことしか考えていませんでした。
そういうと、下見で訪れたときも、真ん中の空間には作品が展示されてました。しかし、ぼくにとってそれらは、無駄な空間演出だと思われました。
だから今回は、ぐるっと繋がっている展示台だけに注目したわけです。
作品がちまちましたものに見えたのは、壁面や、真ん中の空間をまったく使わなかったからかもしれません。展示を終えたときに学芸員の山田さんが、この真ん中に椅子を置かしてもらっていいかと尋ねられたのも、いまから思うとそういうことを暗示していたのかもしれません。

ですが、ここからは反論です。『わがままな記憶をかたちにしてさかのぼる』は、ぼくにとっては、新しいスタイルの始まりです。まず、キューブを手がけたこと。
そして、パネルを組み合わせた作品ではありますが、それらは1枚ずつそれぞれの完結した世界を描こうとしています。これまでのように、1本のラインを引いて、それが次への繋がりになるような描き方はあえてしませんでした。たぶんどちらかというと、絵本の1ページのようなイメージで描き進めました。ですから、ぶろぐの日記というのは当たっているかもしれません。
残念なのは、自分ではおもしろがって描いたキューブに、あまり注目してもらえなかったことです。展示方法に工夫が足りなかったのでしょう。今回は、ほとんどだれにも相談せずに転じ方法や配置を決めました。それは、展示台がとてもなれしたしんだギャラリーTOMのものに似ていたからです。やはり、空間を考えた展示アドバイスが必要だったのかなあとこの点については反省しきりです。

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コメント

自分でコメント付けてもしかたないですが、ちょっと遊んでいます。
 『わがままな記憶をかたちにしてさかのぼる』がブログみたいだと言われたからではありませんが、ブログを作ってしまいました。よろしく。

投稿: 光島 | 2006.01.31 23:00

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