« お金がものをいいます | トップページ | 報告 「アートでつなぐ表現のための居場所つくり」 »

2006.02.16

お金がものをいいます(その2)

 昨日、お昼過ぎに電話が掛かってきた。
患者さんからの電話かなと思って、はりきって電話口に、
 「そちらに、光島貴之さんという陶芸などやっておられる方がおられましたでしょうか? こちら、美術画報という雑誌を出版しているアートコミュニケーションともうします」
という女性の声だった。
文字にしてしまうと伝わらないが、よくある電話料が安くなるとか、そのたぐいのセールスマニュアに従った話し方だ。
でも、『美術画報』という名前が出てきたので、これはまた、ぼくの作品集でも出してくれるおいしい話しかと少し身構えて、点字メモの用意をして、点筆を握りしめた。

「今回は、半ページの誌面ではありますが、この本は、美術館や図書館に所蔵されていて、……」
「はい。そうですか」
「いま、川越市立美術館に出品されている作品を見られた美術評論家の先生が、特にご推薦で、色遣いも美しいし、空間の配置も例を見ない独自なものだといわれていました。どんなことを意識しながら、制作されているのですか?」
ううん。これはかなりリサーチもしているなあ。評論家の先生の一言も付けてもらえるらしい。

でも、どうも口調がおかしい。と思っていると、向こうから、
「私どもの雑誌は、変なコマーシャルは入れないので、この誌面には、11万なにがしかのご負担をお願いしています。」
という話しを持ち出してきた。なーんや、やっぱりそうか。このたぐいの話は、3度目かな。

「お金の掛かる話しなので、少し考えさせてください」と、電話を切った。
少しはこういうところにも金を掛けて、有名にならないとだめなのかなあ。有名になれば、向こうから無料で企画を載せてくれるようになるのかなあ。
みんなどうしているんだろう。こんなけちなことをいっているから、美術手帳にも取り上げられないし、作品集も出せないのかなあ。

 ぼくは、『美術画報』という本を手にしたこともない。早速、インターネットで検索した。
本格的な美術雑誌らしい。
読んだことある人、そのあたりの事情に詳しい人、どんな雑誌か教えてください。
「無理をしてでも、この雑誌から声を掛けられたら、グズグズいわずにお金を用意して、載せてもらいなさい。きっといいことあるよ」っていうようなアドバイスもあれば、そっと個人メールで教えてね。

|

« お金がものをいいます | トップページ | 報告 「アートでつなぐ表現のための居場所つくり」 »

日記」カテゴリの記事

コメント

ykさん、アドバイスありがとうございます。
 あの記事を書いてから1週間ほどして、また電話が掛かってきました。「次の個展の準備でお金が必要なので、いまはそんな余裕はありません」と、キッパリ断ったら、それ以後掛からなくなりました。

ネットに載っている会社情報は、最後の方まで詳しく読んだことはありませんでしたが、求人情報というのは、そういう風に読み解くんですね。知りませんでした。1つ賢くなりました。

投稿: 光島 | 2006.03.22 10:57

名簿を見て電話をかけているだけの業者ですよ。
アートコミュニケーションで検索すると、この会社が
出てきますが、求人のところを見てください。
全員が電話を持ってますから。

早くこういう業者にはなくなって欲しいものです。

投稿: yk | 2006.03.20 16:28

神保さん、コメントありがとうございます。
 たしかに、夜遅くまで、パソコンするのはよくないですね。
耳で聞きながらやっているのに、目が冴えて寝られなくなってしまいます。
脳細胞が興奮してくるのでしょうね。明日の鍼仕事に差し支えるので気をつけます。

投稿: 光島 | 2006.02.20 19:29

神保さん、コメントありがとうございます。
たぶん、このコメントは、「お金の話し」にまつわるものと思いまして、余計なことですが、ここに貼り付けさせてもらい、後に改めてコメントさせていただきます。

こんにちは、プログ開設おめでとうございます。

絵・・・え?

友達の、息子さんが京都と自分たち兄弟を載せた絵を何枚か描かれています、最近初個展を開かれ私も覗きに伺いましたが、とても素朴な絵で若い男の子の描いたものとは思えないものでした・・でも、本人と逢い本人の人柄に触れ、絵の評価は私の中で大きく膨れ上がりました。

三島先生の絵にも、同じ感覚があります。

個展を開くのにも『お金』の、問題があります、しかし彼の絵は、今回の個展で私の知る限り2枚売り上げがありました。

彼の叔父に当たる方も絵を書かれるようで、そちらは

本業・・美術商の方に預けられるようで・・何人かの画家の作品を展示され、売り上げのいくらかを受け取る・・

これには、驚きましたが(-_-;)なんと、80万円で売れて作者本人の手元には5万円ですって(ーー;)

なかなか、厳しいものですね。

美術誌のことは、よく判りませんが。(参考まで・・・・)

夜、遅くまでパソコンに熱中して体壊さないでくださいね、まだまだ先生が頼りなもので・・・・よろしく(*^。^*)

名前: 《神保》 | 2006年2月19日 午後 08時53分


投稿: 光島 | 2006.02.20 19:13

みんみんさん、アドバイスありがとうございます。おかげで11万円無駄にせずにすみました。
お金は、次の二人展に使うことにします。

投稿: 光島 | 2006.02.16 22:07

災難でしたね。
その本にお金を払う必要はありません。
その本だけでなく類似の商売をしている本は多いです。装丁は豪華ですが、作品への愛情がない掲載で、しかも手にすることの少ない本です。誰も知らない。
掲載は本当ですが、内容のレベル的に「だます」この手法にはご注意を。たくさんありますよ。ご注意くださいね。

投稿: みんみん | 2006.02.16 17:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お金がものをいいます(その2):

« お金がものをいいます | トップページ | 報告 「アートでつなぐ表現のための居場所つくり」 »