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2006.05.15

キューブ10個完成

4月30日から作り始めていた、30センチ四方のキューブ10個が、今日完成した。
ちょうど2週間掛かってしまった。
フンデルトヴァッサーが悪いのだ。彼のグルグルをビューのツアーでみて(言葉で鑑賞)してしまったからだ。
やっぱり、制作中に心を動かされるものを体感すると、それを消化するまでに時間が必要になる。
自分の世界に戻って来られないのだ。それだけ彼のグルグルのエネルギーは大きかった。
でも、とにかく究極のグルグルを描いて、なんとかこの危機を乗り越えたつもりだ。

今回のキューブ作品には、底というものがない。どういう方向に置いてもいい。
というか、6面全部に描いているので、持ち上げて回転させないと全体が見えないようになっている。
無重力状態で空間に浮かして鑑賞してもらうのがベストだ。

タイトルだけを列挙してみる。
『渦巻きの表裏』
『渦巻きの行方』
『究極のグルグル』
『アトリエ・マウルへ』
『注いで注がれて』
『白い顔』
『鼻孔』
『うずくまる』
『抱き合う樹1』
『抱き合う樹2』

明日、会場で描く90センチ四方の大きなキューブにも名前だけ付けてしまった。
キャプションを、早くプリントアウトしてしまいたいという要望に、応えなければならなかったからだ。
そのタイトルは、
『宇宙を楽しむキューブ』である。

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コメント

>光島さんが「行為前のエロ」なのに対して、舟橋さんの方は「行為後のエロ」

なるほど!
そういう見方もできますね。
ぼくの作品に「ポスト・コイタス」
というのもあるので。。

投稿: フナハシエイジ | 2006.05.29 16:54

お二人の「バトル」という観点から、改めて考えてみました。
お二人ともエロティックなのですが、光島さんが「行為前のエロ」なのに対して、舟橋さんの方は「行為後のエロ」との印象がありますね。言い換えれば、光島さんの「期待感」vs.舟橋さんの「充足感」という気がします。

投稿: JUNTA | 2006.05.29 11:20

舟橋さん、コメントありがとうございます。

> 二階の二人の作品の違いが「バトルのようでおもしろい」との意見もいただいています。

舟橋さんとおてらハウスを下見した帰り、
「おもしろいことを思い切ってやろう」
と舟橋さんが言ってくれたので、ぼくは、気分が楽になって、思い切って新しい試みをさせてもらいました。
バトルという感想の中には、そのあたりの印象が現れているかもしれませんね。

投稿: 光島 | 2006.05.23 12:35

JUNTAさん、入れ違いでお会いできず残念です。
二階の二人の作品の違いが「バトルのようでおもしろい」との意見もいただいています。

「おけいはん」の先頭車両から見る景色は好きなのですが、絵となると「阪急電車」でないとダメなのです。
「阪急電車」は官製的というか、昔の国鉄時代の「省線」とおなじような色ということもあり、線路が直線の区間が多くスピードを上げて、ズバッと住宅街の風景を切り裂くというイメージなのです。
「おけいはん」の特急は以前は車内の放送をテープでやわらかい感じで流してましたね。それに比べて「阪急電車」は車掌がぶっきらぼうな感じで車内放送してますよね。そういう役所的というか媚びない「阪急電車」が好きでもあり嫌いでもあります。

投稿: フナハシエイジ | 2006.05.23 10:38

JUNTAさん、コメントありがとうございます。
 おてらハウスへの、車いす第1号だったそうです。
乗り入れ具合はいかがでしたか?

足の弱っている人には、スロープに立って作品をゆっくり鑑賞するのはかなり疲れるようです。
ぼく自身もスロープに立って絵を説明しているととても疲れました。

今回の新しい試みのキューブを評価いただいてとてもうれしいです。
今後ともよろしく。

投稿: 光島 | 2006.05.22 19:19

昨日車椅子で展観させていただいたJUNTAです。キューブ作品、掛け値無しで面白かったです。舟橋さんの阪急電車へのこだわりについても、このブログで教えていただきたいものです。

投稿: JUNTA | 2006.05.22 11:37

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