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2006.05.09

『歩くエロティシズム』その2

次に描いたのは、赤いハイヒールと白い杖。
ハイヒールと杖だけが歩いている。シュールでしょう!!

ハイヒールがなぜエロイの? と思われるかもしれません。
ハイヒールには少し特別な意味がある。
ヒールの音だ。ぼくにはヒールの音が女性を暗示させるし、
そのコツコツの音とコロンの香りが、ぼくを追い抜いていく。

最近は、追い抜かれてもなんとも思わなくなったが、
若い頃は、男らしさのジェンダーを刺激されてふしぎな感覚に陥っていた。
見えないから歩いていてもいろんな人に追い抜かれる。それはけっこう屈辱的だ。
女性に追い抜かれるとなおさら悔しいのだ。
いつの頃からか、そんな悔しさはどこかへいってしまった。
しかし、コツコツを追いかけ、その音を目印にして歩く。
そんなゲーム感覚だけは、いまでも残っている。

ヒールの音は、音源がクリアなので、追いかけやすい。
適度な距離、7、8メートルを保ちながら追いかける。
音を頼りに歩くのはらくちんなのだ。

まあ痴漢と間違えられることはないだろうと思っているのだが……あまいかなあ。

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コメント

コツコツというハイヒールの音やコロンの香りは、女性を暗示させるというのは、やはり見えないぼくにも共通しています。ぼくも「男」のジェンダーからまだ自由ではないのでしょうね。コツコツというヒールの音が耳に入ると、それを目印に、その後を歩いてしまいます。

投稿: 山川秀樹 | 2006.05.10 14:28

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