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2006.07.25

音の作家原田和男さんの展覧会に飛び入りスケッチ

8月12日ですが、兵庫県美で公開制作をします。
ジョイントコンサートとして、エントランスホールでやるのは午後2時からですが、
それ以外にも、午前中から断続的に、原田さんの会場で描いています。
今回は、50センチ四方の正方形や円板状のパネルに、6枚ほど音のスケッチをします。
三味線・笛・鉄の響き、どんな音が聞こえてくるのか楽しみだ。どうぞお越しください。

 また会期中、2002年の「美術の中のかたち」で発表した『光のぬくもりを感じてを
1階常設展のエントランスホールに展示してもらってます。合わせてご覧ください。

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 コレクション展II小企画「美術の中のかたち−手で見る造形」
 <原田和男《シデロ イホス−鉄の響−》>

会期 2006年7月22日(土)〜11月19日(日)
開館時間 午前10時から午後6時まで(特別展開催中の金・土曜日は午後8時まで)
         入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
会場 兵庫県立美術館 1階 常設展示室4


■関連事業
   ジョイントコンサート&パフォーマンス
日時:8月12日(土) 午後2時から(約60分)
場所:兵庫県立美術館 エントランスホール
出演:光島貴之氏(美術家)、五世鶴澤淺造氏(義太夫・三味線奏者)、
  後藤剛史氏(笛奏者)、原田和男氏(音響彫刻家)
   聴講無料

1989年度より開催している「美術の中のかたち−手で見る造形」展は、
作品に手で触れることで、視覚以外の感覚器官を通じた美術鑑賞のあり方を
探っていこうという企画です。
今回は、「かたちと音」を主なテーマとし、鉄の響き合いによって生まれる作品
(シデロ・イホス、ギリシャ語で「鉄の響」の意味)のシリーズを展開している鎌倉在住の
作家、原田和男(はらだ・かずお1951― )氏の作品を中心に構成します。
触り、音を出し、そして感じるという行為によってもたらされる作品鑑賞の新鮮な驚きや
発見をぜひお楽しみください。

*なお、シデロ イホスのギリシア文字の表記は「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ」です。


主催 兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp

後援 兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、兵庫県社会福祉協議会、神戸市社会福祉協議会
協力 横浜美術館子どものアトリエ

■開催趣旨
 兵庫県立美術館の前身である県立近代美術館では、平成元(1989)年度より「美術の中のかたち-手で見る造形」展を開催しています。これは、従来視  覚のみに偏っていた美術鑑賞の機会を、視覚障害者の方にも提供し、あわせて作品に手で触れることで、健常者の方にも視覚以外の感覚器官を通じた美術鑑賞の在り方を探ってもらおうという試みで、兵庫県立美術館への移転後も引き続き開催し、その数は今までで計16回を重ねてきました。
  第17回目となる今回は、「かたちと音」を主なテーマとし、音の出る作品《ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ》(シデロ イホス、ギリシャ語で「鉄の響」の意味)のシリーズを展開している作家の原田和男(はらだ・かずお 1951- )氏の作品を中心に展示します。
  原田氏は1987年から《シデロ イホス》の制作を手がけ、それらは国内外の音楽家や作曲家によって紹介・演奏され、一方で近年では横浜美術館や安曇野ちひろ美術館、島根県立美術館や川越市立美術館などで作品が展示されています。
  また自作の演奏や、他のジャンルの第一人者との共同演奏、子どもたちを対象とした演奏ワークショップの開催、また地域の盲学校の児童・生徒に対して作品の鑑賞の楽しみ方を紹介するなど、単に作品を制作するにとどまらない、音楽と美術の垣根を越えた原田氏の多様で自由な活動は、高い評価を得ています。
  原田氏の《シデロ イホス》は、通常の「楽器」とは異なり、厳格な演奏方法を持たず、また厳密な音階も存在しません。作品を揺すったり転がしたり、あるいはマレットで叩いたりするだけで音が出ます。そのため鳴らし奏でる人を作品が選ぶことはありません。しかしそのような単純な方法によって鳴り奏でられた音色は、きわめて豊かで多彩な表情を持っています。ひとりひとりの鳴らし奏で方によって、音色はいかようにも変化します。一方でこの《シデロ イホス》は見た目にもとてもユニークなかたちをしていますが、本来は「音を鳴らすもの」なので、大半の作品は見ているだけではその魅力を発揮しません。鑑賞者が作品にじかに触れることによって初めてその真価や存在が明らかとなります。こうした特長は、この展覧会の趣旨をもっとも強く反映したものといえるでしょう。
  関西の美術館では初めての紹介となる原田氏の《シデロ イホス》による今回の「美術の中のかたち」展が、美術鑑賞への新たな可能性の1ページを開くことができましたら幸いです。

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