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2006.07.22

身体の動き

午前で鍼の仕事を終えて立命館大学衣笠キャンパスへ行きました。
ダンスのワークショップです。ぼくがやるわけじゃありませんよ。ぼくは、参加者です。
初めてだなぁダンスのワークショップに出るのは。
以前、西村先生のワークショップに参加していた頃は、ミューズカンパニーの伊地知さんに
「体を動かす方はどうですか? 粘土だけじゃなくて、ダンスもやってみませんか?」
とよく誘われてました。当時は恐ろしくて、ダンスにまで手を出すことはできなかった。
なぜって、体を動かすのはいいけど、人の動きもわからないし、自分の動きも確認
できないのだから、やっても意味があるのって感じでした。

粘土をしたり、ラインテープで絵を描いてもそれらは自分で触って確認できます。
人の作品も触ることができます。
でもダンスというのは、ただ動いているだけになってしまう。人の動きを確認するのは
かなり難しい。

それに、ダンスにはあまりいい印象がありません。
盲学校でやったダンスと言えば、フォークダンス。
オクラホマミキサーとかマイムマイムなどです。
左足から出すとか、何歩歩いたら、どうするとか、とても決まりが大変でした。
ぼくにはラジオ体操の続きにしか思えませんでした。とても窮屈で退屈でした。

どうもそんな思いがあるらしく、ゲストトーカーの役割が与えられているからということで、
しかたなく出かけたというのが正直なところです。

ダンスをナビゲートしてくれるのは、黒子さんという女性。
30分ほど、リラクゼーションというのか、自分の体を感じ取るための動き。
後半は、体を動かしながら、自分自身に触れあったり、
外の世界に触れあっていくような動きをしました。
自分自身に触れるのは、手で身体を触っていくということですね。
触りながら動きを作っていきます。
外の世界との触れあいは、地面を触ったり、空間を触ったりということです。

黒子さんの言葉でのナビゲートは、ぼくにもすんなり入ってきました。
今回、ぼくが参加しているからそんな言い方をしているのかと、質問してみました。
「特にそんなことを意識してはいない。いつものことだ」
とのことでした。

ぼくは、いつも患者さんの体を触っている手で自分の体を触りました。
ラインテープを使っている指や手のひらで空間や床に絵を描きました。
いつのまにか床と空間は繋がってひとつの空間になりました。
ぼくの身体もその中に入り込んだようです。

いつのまにか、黒子さんの手が触れました。その手をたどりながら、もう一方の手で空間をたどりました。
自然に体が回ったり、伸びたり縮んだりしました。
そしてある瞬間お互いのてが離れました。空間に旅立つように。
また暫くしたら、今度は別の人の手が触れました。黒子さんの手とは違う感触です。
その手はだれの手だったのかわからないままです。

終わったとき、ぼくは、かなり移動していました。くるくる回ったり、ごろごろ転がっている間にすっかり居場所がわからなくなってました。
いつもは、自らの位置を失うのはとても不安なので、そういう動き方はしません。
今回は、自分の宇宙を作ってしまったようです。

人と繋がって動くときの感覚。そして離れるときの快感。
何かなつかしい気分になりました。思い出してみると、子どもの頃、弟と
プロレスごっこをした記憶。高校生の頃柔道をした記憶でした。
あんがい格闘技系が好きだったんだ。

それにしても、大きい体がごろごろ。けっして柔らかくない体。お腹がじゃまになりながらの動き。
客観的に診れば滑稽だろうな。だれもそんなことを伝えるような近しい人は参加してなかったのがせめてもの救いかも。

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