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2008.03.18

カンボジアへ(2/22)

2月21日の夜、正確には、22日の午前1時25分のタイ航空でカンボジアへ向かいました。
バンコクで乗り換え。ここで予想できないようなことが起こった。

今回は、おてらはうすでも二人展をやった舟橋さんに同行してもらった。
彼は、ヘビースモーカー。
当然機内は禁煙。プノンペン行きの飛行機に乗る前に何としても一服。
しかしバンコクのスワンナプーム国際空港はとても広いようだ。乗り換えのE14ゲートまでは遠い。動く歩道を3階ほど乗り換えてさらに4階へ。
やっとゲートが見えたところで、彼は、喫煙コーナーを探し始めた。2階にあるというので、ぼくも一緒に2階へ。
ぼくは、吸わないので、ベンチに荷物を下ろして休憩。

ところが、いつもだと5分ぐらいで戻ってくるのに、15分、30分しても帰ってこない。
さては、ぼくを置いておいしいコーヒーでも見つけて飲んでいるんだろうなんて思っているうちに、1時間が過ぎると、さすがに焦ってきた。
フライトまで30分。喫煙コーナーで麻薬の売人に声を掛けられ、そのまま誘拐でもされたのでは……。
と、最悪のシナリオを考えるようになる。
でもぼくが、動いてしまってはややこしくなる。

ぼくは、関空を出たときのジャンバーをリュックにしまい、杖もたたんでリラックスしていたのだが、さすがに後20分というところで動き始めた。
しかし、少し前まで賑わっていた周囲は静まりかえっている。
遠くの方で、お皿を重ねるような音が聞こえているだけで、話し声が全くない。
誰かに声を掛けて、覚えている「E14」に連れて行ってもらわなければ。白杖を持って歩き回ればだれか声を掛けてくれるだろう。

リュックを肩に掛け、さっき降りてきたエスカレーターの登りを探すためにも、ぼくは宛もなく歩き始めた。
声を掛けようにもどちらに向かって何と呼びかければいいのだろう。
日本でなら、「ちょっとお願いします」なんて言うところなのだが、英語では何と言えばいいのだろう。
そんなことを考えながら歩いていたら、椅子の背にぶつかった。その衝撃で気付いてくれたのか、ひとりの女性が声を掛けてくれた。

とにかくぼくは、
「I lost my friend. Please take me E14.」(正しい英語ではないと思う)
最初の女性は、英語が話せないようで、近くにいた男性に引き渡してくれた。
その男性は、飛行機のチケットを見せるとドンドン歩き始めた。
エスカレーターで、上に向かったので安心していたが、どうもゲートがわかりにくかったようだ。
そうこうしているうちに、日本人男性が声を掛けてくれてゲート近くまで連れて行ってくれた。
そこで、空港の係員にキャッチされたというわけだ。

「Don't worry.」
と、いきなり言われたのを覚えている。

よく考えてみると、まだ手荷物検査を済ませていなかった。
乗り換えだから、もう一度手荷物検査をしてパスポートを見せて、それから搭乗口に向かわなければならなかったのだ。
すぐにでも機内に入れると思っていたから、ギリギリまで動き出さなかったのだが、
せめて30分前には行動開始していなければならなかったわけだ。

まあ、しかし、パスポートもチケットも自分で持っていてよかった。
もし彼に預けていたら、ぼくはどうなっていただろう。
チケットやパスポートを2人分まとめて見せることが多いので、つい手引きしてくれる人に預けてしまうことがある。
いつも迷子になることを想定して行動する必要がある。

ところで彼はどうしていたかというと、一生懸命ぼくを捜していたのだ。
彼は、タバコを吸い終えて、ぼくを捜しに4階に上がったという。
2階に待たせていたことをスッカリ忘れていたようだ。寝不足とニコチン切れは、彼の頭をもうろうとさせていたようだ。

4階を捜してもいないので、パニックになったという。そして警備員にぼくを捜してくれるように頼んだ。
伝えられたぼくの特徴は、関空での服装と白杖。
でもぼくは、服を着替え、杖をたたんでいたというわけである。

彼は、登場手続をして、先に乗るように言われたらしいが、
頑として断り、「ぼくをここで待つ」と言い続けてくれたらしい。
おかげて、一緒に予定通りの飛行機に乗ることができた。席に着いて時計をみると、20分もフライトの時間を過ぎていたのだった。

*いきなり、同行してくれた舟橋さんの悪口のような話しから始まるが、
どうしても、カンボジアの波乱含みの11日間を語る上で、はしょることのできない思い出なのである。
舟橋さんは、英語でいろんなやりとりを助けてくれたり、写真を撮ってくれたり、浮き沈みの多いぼくの気分を和らげてくれたり、本当に苦労を掛けたと思う。
改めてありがとう。

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日記」カテゴリの記事

コメント

2ヶ月、イギリス〜、うらやましいです。
4月3日か、もうすぐですね。
気をつけて〜。
それにしても、旅にトラブルつきものですが、しょっぱかなから、
スリル満点ですね〜。

投稿: 阿部こずえ | 2008.03.20 01:19

4月3日にエールフランスでパリ経由ロンドンに行きます。
一応2ヶ月予定ですが、早く帰るか延びるかわかりません。

光島さんから見たカンボジア・プノンペン・シュムリアップの印象楽しみにしています。
アンコールワットやアンコールトムで説明は(説明のしように困って)あまりしませんでしたが、光島さんとしては楽しめましたか?それが気がかりでした。

投稿: フナハシエイジ | 2008.03.19 00:34

舟橋さんが、ヨーロッパに行くまでに、カンボジア報告を、ドンドンアップするつもりです。
またコメントお願いします。
今度は、一人でゆっくり行ってきてください。

投稿: 光島 | 2008.03.18 23:48

いや~!!あのときは必死でした(^^♪。
今から思えば笑い話になるかもしれませんが、プノンペン空港でハンナが待っていると思えばひとりで行く分けにはいかないのでね。
ニコチン切れで、おまけに徹夜だったので頭のなかがこんがらかってしまって、てっきり4階の出国ゲートの近くのベンチで光島さんが、待っていると思い込んでしまったという、すごい勘違い。あの広い空港で、ぼくも途方にくれていました。コーヒーも飲みたかったのに、光島さん、ごめん。
やっと、プノンペン行きの飛行機に乗っても落ち着かず、機内食も食べる気もしなくて、偶然に座ったとなりの席の神戸の大学講師の中国系の彼女の助けを借りて、カンボジア入国の書類を書いていたしね。でも、彼女はライブペイントにも来てくれて、アンコールワットのシュムリアップ空港でも会って不思議な縁ですよね。こんなことがなければ話してないかもしれないしね。

投稿: フナハシエイジ | 2008.03.18 23:24

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