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2008.12.30

思い出すのは顔ではない

今年の仕事納めは、29日だった。先ほど、ふと思い立ってカルテの整理をしていた。
毎年年賀状を出している人や、通院中の人などを振り分けていたのだが、パソコンの
読み上げる名前を聞いて、ぼくが即座に思い浮かべるのは、顔ではないことにはっと
した。そりゃそうだ。顔は、見たことないんだからあたりまえだ。思い出せるわけがない。

パソコンのカーソルを送るごとに、読み上げる名前を聞いて、まず何を思いだして
いるのかに集中してみた。患者さんの場合明らかに背中や肩の凝り具合。膝の腫れ具合や
脂肪や筋肉の手触りなのだ。さらに、声や話し方が蘇ってくる。

では、治療したことのない人、おもにアート関係で知り合った人になるが、そういう
場合はどうだろう。やっぱり声や話し方か、手引きしてもらったことがあれば、腕の太さや、冬なら
コートや上着の手触りが、頭によぎる。
改めてそういうことなのだと自分で認識を新たにした。
ぼくに出会っている人!! 申し訳ないですが、あなたには顔がありません。
イヤー、これでまた一枚絵が描けそうです。

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日記」カテゴリの記事

コメント

たかうちさん、
そうそう。ぼくの場合は、第一印象はぼんやりしていて、
何度か会う内にその人の姿がハッキリしてくるという感じです。見た目には囚われないからそれでいいかなと思ってます。

投稿: みつしま | 2009.01.01 16:09

安斎さん、
やっぱり親子の声の室は似てますよね。

今、寒いからかもしれませんが、安斎さんを思い出そうとすると、何のときだったかなぁ。冬のコートを着ている安斎さんに手引きしてもらったときの手触りが蘇って来ます。

投稿: みつしま | 2009.01.01 15:50

やはり、声と話しかたですか。
昔、待ち合わせをしていた友人がなかなか来ないので、家に電話をかけたら、のこのこ電話口に出てきました。「おめーなにやってんだよ」とさんざんののしったら、友人の父親だったことがありました。

投稿: 安斎利洋 | 2009.01.01 03:17

なるほど、第一印象はそうかもしれないなあ。
そういえばわたしも外見で覚えられることが多いです。
(というかほとんどそうかもしれない)

でもつきあいを重ねていくうちに外見の要素はだんだん薄れてきて、
それ以外の要素のほうが大きくなっていくような感じがします。
あれ、ちがうかな。どうだろ?
なんかメルロ=ポンティに毒されてるだけですかね?笑い

声がハスキーだったのは、たぶん京都の時が風邪の引き初めで、
大阪の時がピークだったからかもしれません。
ふだんはうぐいすの鳴くような声です。嘘です。
そうです、背は高い方です!

投稿: たかうち | 2009.01.01 02:07

たかうちさん、コメントありがとうございます。
でも、第一印象というのは、やっぱり顔や服装ではないですか?
映像として思い浮かべるのはそのあたりではないかと思ったので。
たかうちさんの印象は、少しハスキーな声で、ハキハキしたしゃべり方で、背の高い人だったような気がしてます。
大阪でお会いしたときは、風邪を引いてられたからか、少し印象が違いましたけど。

投稿: みつしま | 2008.12.31 02:45

安斎さん、ごぶさたです。
似ていると感じるのは、やっぱり声と話し方ですね。人生長くやっていると、本当によく似た声の持ち主に出会うことがあります。
でも数えるほどですけど。
雰囲気似てるなというレベルなら、俳優との類似です。
最近、大阪での書評カフェでお会いしたTさんは、オセロの中島に声のトーンや話し方が似てました。
まったくそっくりというのではないのですが、大勢の前で話し出すと、ああこの感じやなぁ、と思ってしまいます。

2月にあざみ野でお会いした学芸員のHさんは、確かNHKの前回の朝ドラで
主演していた女性に似てました。名前一度調べたんだけど忘れてしまいました。
築地あたりが舞台になっている、ダンスと里親の話のやつです。
ちょっとだるそうな話し方と、声のトーンですね。

もう一つ、つい最近、雰囲気似ていて人違いをしてしまった失敗もありました。
その相手は、男性なのですが、ある会合でご一緒したお二人で、個人的にはほとんど話していませんでした。
年齢も役職も違うのですが、同じ場面でお会いする可能性のあるお二人なんです。
こう言っちゃ悪いですがどこにでもありそうな男のボソボソした話し方。そしてどちらも地味なタイプです。
そしてぼくはやってしまいました。言付けるものを渡す相手を間違えてしまったのです。
いろんな事情あってとてもまずいことなんですが、取り返しつきません。
何かへんな雰囲気だとは思ったのですが、同席していた知り合いに後で確認して大失敗に気付いたというわけです。
思い出すだけでも恥ずかしい。

投稿: みつしま | 2008.12.31 02:32

よいちさん、お久しぶりです。
一度だけお会いした人でも、印象に残っている人は、話し方なんかを憶えてますね。
よいちさんもそういう人の中の1人ですね。そして、コメント読んでいても、パソコンの音声が何だかその人らしい話し方に聞こえてくるからふしぎです。

投稿: みつしま | 2008.12.31 01:46

私のように、お会いしたのがワンチャンスで、あとはブログでのコメント…というふうだと、言葉遣いなどでイメージがおありだったりしませんか?

私もネットの知人というのは大体そんな感じなのですが。
ただしやっぱり一度会っているのといないのとでは違いますけれどもね。

投稿: よいち | 2008.12.31 01:18

光島さんにとって、「似ている人」というのは、どのような組み合わせですか?

投稿: 安斎利洋 | 2008.12.30 20:06

でもわたしの思い浮かべる光島さんも、顔だけではないですよ。

わたしが他人について思い浮かべることとはなんだろう、と改めて考えてみると、
顔だけでなく、話し方や声、しぐさ、雰囲気など、
いろんなことを統合して印象の記憶をつくっているように思いました。
メルロ=ポンティの話を聞いて以来ずっと、そのことを強く感じています。

各人それぞれの特徴的な部分を印象として強く残しているのかもしれません。
わたしの中の光島さんの印象は、落ち着いた話し方ですねー。

投稿: たかうち | 2008.12.30 19:16

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