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2009.07.22

路地発見

自分で買いに行くベーグルがおいしい。
堀川通りをまっすぐ北に行くと、三つ目の信号を越えた左手にある
「グランディール」というパン屋さんにはまっている。
なぜ、このパン屋さんに行くようになったかというと、同じ方向に今通院中の
歯医者さんがあるからだ。帰りにパン屋さんに寄っておいしそうなベーグルを
店員さんに取ってもらうところから始まったベーグルツアー。

最近では、ベーグル直行ということもしばしばだ。
で、それなら堀川通りをまっすぐ北に向かえばいいのだが、どうも大通りの
賑やかなところを歩くのがおもしろくない。というか、中途半端に狭い歩道は、
自転車がけっこう飛ばしてくるので歩道の真ん中をドウドウと歩くのを
ためらってしまう。そこで、わざと遠回りをする。いつも歯医者に行くときは、
北大路堀川の交差点を渡ってすぐに路地に入る。この路地は、北に向かって
直線に繋がっているわけではなく、少しずつ西にずれてバス停1つ分ぐらいの
ところまで続いている。そして途中から路地の繋がりがなくなってかなり西に
ずれて、猪熊通りに入る。だから、パン屋さんからは、かなり遠ざかって
しまう。時間のあるときは、うんと大回りをして、猪熊通りを今宮通りまで
歩いてそこから東に戻ることになる。

ところで、この今宮通りというのは、昔の言い方では、「六軒通り」だ。
ついでに今の北山通りは、この六軒の倍で十二軒通りと言っていた。
こどもの頃には、この十二軒まで行くというのは、かなりの遠出になる感じ
だった。ここで話を終えると、たんなる昔話になってしまう。

昨日は、「グランディール」に行くために、いつもの路地を抜けて
行ったのだが、あまりに暑いので、猪熊通りまで遠回りをするのは止めて、堀川
通りに戻ることにした。左側に神経を集中して歩いていたら、どうも路地らしい
凹みを感じたので、思い切って左に折れてみた。
あんのじょう路地があった。しめしめと歩き出したのだが、行き止まりという
こともありうるので、途中からは少し注意深く歩いた。以前にもこのような
路地を見つけて、喜び勇んで歩き出したら、行き止まりになっていたようで、
知らない家の前に置かれた自転車にぶつかった覚えがある。

今回は大成功。次の通りに抜けられた。しかしそこで路地はなくなっていた。
ひょっとしたら、また左にずれると見つかったかもしれない。
諦めて堀川通りに出て、北に向かい、パン屋さんへ。
クルミとレーズンのベーグル、そしてフランスパンを買って、帰りも遠回りを
して、堀川通りを東に渡り、油小路通りを南に下がった。

いまでは、もうめったにない土道に、なぜか郷愁を感じる。街がドンドン舗装
されていく時代。40年も前の話だ。ぼくは、わざわざ裏道の土道を選んで盲学校
への通学路にしていた。

舗装された道は、車が多くて歩きにくいということもあったのだが、
ほこりっぽい、土の匂いのする路地が好きだった。いまでは、そうした路地も
みんな舗装されてしまっている。にもかかわらず、やっぱり細い路地が
好きなのだ。

一生表通りは歩けない、歩きたくない性格なのだろうか。
また、余裕のあるときに路地捜しをして、裏道ばかりをたどってパン屋さんま
で行けないものだろうかと思っている。

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2009.07.15

朝日新聞「あいあいAI京都」で紹介

もう今日ですね、今朝の朝日新聞週刊情報紙「あいあいAI京都」の
「きょうと人」プロフィールという欄で紹介していただきます。折り込みのページらしいです。
ご覧になった人、ご感想をお寄せ下さい。

たんぽぽでの展覧会を中心に、かなり丁寧に取材していただきました。

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2009.07.09

展覧会最終日

7月4日・土曜は、展覧会の最終日でした。
1時からギャラリートークと公開制作。
見えない人、見えにくい人や、たんぽぽのスタッフ・車椅子の人、学生など
さまざまな立場の人が参加してくれた。
人数は、20人ぐらいだっただろうか。

ぼくが作品解説をしても一方通行でおもしろくなさそうなので、
阿部さんにお願いして、対話型の鑑賞を試みた。

選んだ絵は、『インフルエンザのある街』 『疲れ果てて』
『確かなものと不確かなもの』の三つ。

課題は、二つ。作家がいるので、最後にぼくがコメントするわけだが、
どうしても種明かしというか、「こんなつもりで描きました」ということを言う
ことになってしまう。阿部さんの運び方がうまいので、正解を求めるような
雰囲気にはなっていなかったように思うが、どうもすっきりしない。

もう一つは、直方体の立体に描いた『疲れ果てて』を鑑賞するときに、
最初に見えない人に触ってもらった。触り終わって、それが人体だということが
わかると、どうもその後の会話が弾まなくなってしまった。
触るという行為は、物事を確定してしまい、想像力を減退させてしまうようだ。

3時頃から、公開制作に移った。
最後までつき合ってくれた人、ありがとうございました。
こんなのになりました。

『わら天神あたりから飛び始める』は、もう数年前にみた夢だ。
京都市北区に「わら天神前」というバス停がある。そのあたりから自宅に
向かって歩き出すと、何だか体が軽くなって、一歩足を踏み出すとふわりと体が
浮き上がる。スキップするようにして一歩ごとに高く飛び上がれるのだ。
もちろん杖も持ったまま。障害物も飛び越えるので、自転車も車も信号も
心配ない。そんな夢をみた。
白杖や、飛び越えた街の様子は省略してしまった。

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2009.07.03

明日最終日です

明日で終わりです。最後にもう一つ直方体の箱に描きます。
1時からギャラリートーク。その後公開制作です。
見えない人も何人か来てくださるとのことなので、トークというより、阿部
さんにナビゲーターをお願いして、対話型の鑑賞ができればと思ってます。

いよいよ、大きな作品は廃棄処分です。巡回できるところや、
引き取り手があればご一報ください。

1ヶ月も作品に会ってないとスッカリタイトルも忘れています。
思い出して、しゃべれるようにしておかなければなりませんね。
ここにタイトルだけ書いておきます。

*入口から左回り
■額に入った8号の作品5点
『5人のおしゃべり』
『コーヒーミル』
『はり治療』
『支える木』
『色はいらない』

■キャンバスの40号
『ベーグルのある街』

■額に入った黒に黒で描いた作品2点
『午前0時の点滅式信号機』
『2台の自転車が通りすぎる』

■キャンバスの10号4点
『インフルエンザの街』
『横断歩道の音』
『歯医者さん』
『雨が降り出してもまだ間にあう』

■立体の像作物に描いたもの
『確かなものと不確かなもの』


■直方体に描いたもの3点
『EさんとUさん』
『お好み焼き屋さんで乾杯』
『疲れ果てて』

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