障害を持つアーティストがナビゲートするワークショップをめぐって
「Dance&People」で行なわれた3つの活動の報告会と公開ミーティングです。
その中の一つが、ぼくも関わったco-jinでのワークショップでした。
サブタイトルに「障害を持つアーティストがナビゲートするワークショップ」とありますね。いまさら、そうだったんだ!!はたしてナビゲートできていたのかと反省しながら参加したいと思います。
-------ここから案内文--------
活動報告会+公開ミーティング
≪障害を持つアーティストがナビゲートするワークショップをめぐって≫
日時:2017年2月12日(日)13時~16時 (終了後、交流会30分)
会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン (京都市南区東九条東岩本町31)
京都駅八条口から徒歩15分、地下鉄烏丸線「九条」駅から徒歩15分、
市バス「河原町九条」から徒歩5分。※来客用駐車スペースはありません。
http://k-tabunka.com/access.html
※建物の北側の入口からお入りください。
参加無料 定員:50名 ※出来るだけお申込みをお願いします
お問合せ: d-a-p@muse.ocn.ne.jp
※当日連絡先:090-1155-8867(ごしま)
※アクセスのお問合せ:075‐671‐0108 (京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
)
対象:アート・福祉・教育の現場にいる方、関心のある方、どなたでもご参加ください。
スピーカー:牛若孝治(カオエッセイスト・鍼灸マッサージ師)、
光島貴之(美術家・鍼灸師)
黒子沙菜恵(踊る人)、伴戸千雅子(舞踏家)、西脇秀典(間の会代表)、
古川友紀(ダンサー)、山本恭子(「からだをつかってあそぼ」メンバー)、
濱見彰映(NPO法人福井芸術文化フォーラム事務局)、
東野佳奈(TSUMUGU ART PROJECT代表)、五島智子(Dance&People代表) (順不同)
進行役:坪野えり子(京都YWCA会員)
Dance&People では、今年度、以下の3つの活動を行いました。
2016 年7月「からだをつかってあそぼin津」(★1)
2016 年10月
~見えない人と巡る触覚の旅、さわってみることから広がる世界~
「月の顏ってどんな顏?さわって、しゃべって、踊ってみる?」(★2)、
2017 年1月
~見えない人と見える人が一緒に作る、空間インスタレーションとパフォーマンス~
「co-jinの森をつくろう!そして、その中で、うごいてみませんか?」(★)3
報告会では、それぞれの活動を映像などで紹介しながら、アーティスト、制作者、
参加者など、多彩なスピーカーが、活動を通しての≪あれこれ≫を当事者の立場でお話します。(約1時間)
公開ミーティングでは、報告についてのご質問などを元に、たくさんの
やりとりが出来たらと思います。
あまり言葉でしゃべらない人、見えない人、見えにくい人にとっての世界の感じ方は?
アーティストと呼ばれる人たちは、何を考えてるんだろう?、実施地域の話など、
いろんなことが共有できればと思います。また、会場の皆さまが、日々の現場で感じたり考えておられることも気楽に話して頂けるような場となればと願っています。
昨夏の相模原事件を受けて、アートや障害を持つ人に関わる私たちが、今、どうして
いけばいいのか?・・・についても考えたいです。
是非とも、ご来場いただけますよう、ご案内申し上げます。
詳細:Dance&Peopleブログ
http://blog.canpan.info/d_a_p/archive/295
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3 つのワークショップとは? ・・・・( )は、スピーカー
★1「からだをつかってあそぼin津」
出前ワークショップvol.2 Dance&Peopleがやってくる
2016 ,7,2 三重県津市中央公民館ホール
大山崎で10年以上活動を続ける「からだをつかってあそぼ」は障害や年令ダンス経験
不問のメンバーが集っている。この時は、メンバー十数名全員がナビゲーターとして、三重県津市へ
出前ワークショップに出かけました。(黒子、西脇、古川、山本、五島)
★2「月の顏ってどんな顏?さわって、しゃべって、おどってみる?」
~見えない人と巡る触覚の世界 触ってみることから広がる世界~
2016 ,10,29・30 福井市総合ボランティアセンター・JR福井駅前~商店街
初日は「あなたは今どんな顏で?」(ナビ:牛若)は顏に触って会話するWS、
「触ることからダンス?」(ナビ:伴戸)は触感の共有をテーマにWSが展開されました。
二日目は『感覚地図』作りをめざし、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて路上を歩きました。
(牛若、伴戸、濱見、東野)
★3「co-jinの森をつくろう!そして、その中で、うごいてみませんか?」
~見えない人と見える人が一緒につくる、空間インスタレーションとパフォーマンス~
2017,1,7・8 アートスペース co-jin (京都市)
見えない人の「表現としての動き」はどうやって生まれて来るのか?という問いから
始まった研究会を経て、視覚以外の感覚をフル稼働した美術と身体のWSとパフォーマンスの二日間。初日のナビは、光島、五島。2日目のパフォーマンスは、光島、黒子、かつふじ、
WS 参加者で展開されました。(光島、五島)
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主催・企画制作:Dance&People
協力:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
助成:日本財団
(公開ミーティング/京都府地域力再生プロジェクト支援事業・申請中)
◇スピーカー プロフィール (順不同)
牛若孝治 (うしわかこうじ)
鍼灸マッサージ師・立命館大学大学院先端総合学術研究科後期博士課程在籍中。
研究テーマは、視覚障碍とジェンダー・セクシュアリティー。外出時、通行人に
積極的に声を掛け、顔を触って会話するのが楽しみである。また、寝ている間に
見た夢を小説にしたり、エッセーを書いている。社会科教員の資格を活かし、毎年
看護学校で講師を務める。
光島貴之 (みつしまたかゆき) 美術家・鍼灸師。1954年生まれ。10歳の頃に
失明。1995年よりラインテープとカッティングシートを使った さわる絵画の
制作を始める。タッチ・アートワークショップや、音の作家、ダンサーとのコ
ラボレーションにもとり組んでいる。
黒子沙菜恵 (くろこさなえ) 東京生まれ大阪育ち。京都在住。踊る人。NYに
ダンス留学をしたりして踊り始めて20年以上が経過。多くの出会いの中、変わる
環境、変わる身体、変われない自分。ただこのようにしか居られないカラダを感じ
ながらそれを探す。「からだをつかってあそぼ」では2005年頃からナビゲーターを
務める。
伴戸千雅子 (ばんどちかこ)舞踏家。93年あたりから舞踏を学び、1999-2011
年ダンスグループ「花嵐」で活動。近年は、ミュージシャンやパフォーマーと即
興セッションや作品づくりを行う。2015年、一般の女性たちの体験をもとに、子
育て・性・介護を描いた舞台「おしもはん」を企画・演出。04年から知的、精神
などさまざまな障害を持った人とのWSの講師を務める。
http://chikakobando.jimdo.com/
西脇秀典 (にしわきひでのり)三重県津市在住。重度訪問介護介助者。言葉と身体
を軸にお互いの尊厳を奪い合わない関係性を探る。人と人の間に着目した場を企画
する「間の会」代表。対話や関係、踊りの探究の場に身を投じる。2012年頃からは、
人前で踊るようになる。
古川友紀 (ふるかわゆき) 大学在学中にコンテンポラリーダンスと出会い、以降
さまざまな振付家のワークショップや公演に参加する。呼吸、うた、発音から生ま
れるからだの動きを拠り所としながら、ダンスの探求と創作をしている。「からだを
つかってあそぼ」には2011年より参加している。
山本恭子 (やまもとやすこ)大山崎在住。詩を書く。地域活動支援センター「やま
びこ」では箱折りなどをしている。「からだをつかってあそぼ」メンバーで、最近は、 山本やすこの名で舞台作品の演出に意欲を燃やす。
濱見彰映 (はまみあきえ) NPO法人福井芸術・文化フォーラム事務局。大学在学
中より知的障がいの青少年を対象としたダンスワークショップや、障がいのある方と
の舞台作品づくりに関わる。また、芸能を手がかりにした地域おこしプロジェクトな
ど、アートと社会のつながりについて日々勉強中。
東野佳奈 (ひがしのかな)「福井で福祉とアートの可能性を広げる」をコンセプトに
TSUMUGU ART PROJECT という活動名で、アート展やグループホームでのお絵描き会を
するなどゆっくり活動している。福井県陶芸館勤務。
五島智子 (ごしまともこ)ダンスワークショップや公演の企画制作者。障害者ヘルパ
ー。舞踏(白虎社)を経て2001年Dance&People設立。ある脳性マヒ女性の介助経験か
ら「介護はダンスだ!?」等の企画を始める。自分と違う身体性の人との出会いや探
求心から活動をしている。
坪野えり子 (つぼのえりこ)京都YWCA会員。Dance&People役員。
◇制作や協力団体等 プロフィール
間の会 (あいだのかい)人がともにいる時、その「間」には何が起こっているのでしょう。人と人、人と場所との関わりを探りながら、様々な居場所作りの実践を紹介しています。2015年、三重県津市にて結成。
ピアサポートみえ (ぴあさぽーとみえ)
身体・知的・精神の三障害の当事者が会員として参画し、障害当事者の視点から地域での自立生活を捉えたピアサポート活動(「障害」のある仲間同士の支援)を行うために2007年、三重県津市で設立したNPOです。 http://www.zd.ztv.ne.jp/peersupport-mie/
TSUMUGU ART PROJECT (つむぐ あーと ぷろじぇくと)福井を拠点に、福祉と
アートの可能性を広げるプロジェクト。2015年に支援学校や施設から作品を集めアート展を開催。アート作品の展示・制作など、模索しながら活動中。代表:東野佳奈
https://www.facebook.com/tsumuguartproject/
NPO法人福井芸術・文化フォーラム 市民、アーティストが集い、交わり、表現を育むプラットフォーム。福井市文化会館を拠点として、舞台芸術に関するさまざまな事業を企画・運営しています。
http://geibun.info/geibun
art space co-jin 障害のある方の作品に出会えるギャラリー兼、交流・両譴任后・・
首鞜迸赱鈑重劉孑床葦脅鏈霈鹿鏈霈鹿齔瘤昭・鞜郛鹿霈腫礦゚齠粛齒麗鴉瘡昭齔瘤
繽F肬銓∮蝴綺臼・頸紙闔・聲迚踟頃MS ゴシック"'>年1月にオープンし、きょうと障害
者文化芸術推進機構(事務局:京都府障害者支援課)
が運営をしています。絵画、写真、陶芸など様々な作品を展示するとともに、ワークショップや講座などを開催しています。 http://artspacecojin2016.wixsite.com/Kyoto
Dance&People 「ひととダンスの縁結び」をモットーに、様々なからだが出会う場を作る任意団体。≪介護はダンスだ!?≫≪からだをつかってあそぼ≫≪見える人と見えない人のダンス≫≪わたしの道プロジェクト(シニア対象の記憶をテーマにした異世代交流)
の制作≫などに取り組む。2001年より京都を拠点に活動。 http://blog.canpan.info/d_a_p/
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