障害×アート~障害のあるアーティストの魅力発信~
最近ぼくだけでしょうか!! 「また障害者アート?」と言われることが増えてきました。いい意味でも悪い意味でも飽和状態に近づいている様に思います。飽きられない様にしなくちゃね。
奈良での展覧会に2014年京都の「ギャラリーはねうさぎ」に出展した『さわるためにだけ存在するもの』をリメイクして出品することになりました。
今回は、ほぼ直線で1か所だけ柱の出っ張りがある壁面でした。従って9枚のパネルを貫く畳のへりの長さが微妙に足りなくなり、改めて買い求めましたが、同じ色が見つからず今回は、朱色と黒にしてみました。見た目のコントラストはいかがでしょう。
それと最後の2枚に関しては、ふさふさした毛髪のところがぺったんこになってしまい、ずいぶん薄毛になってしまったので、増毛を試みました。スズランテープと言うのでしょうか。透明のセロファンテープを剣山やハサミで切り裂いて細いさらさらした毛を、この2週間ほどずっと作っていました。
これをやっていると抜け毛がいっぱいできて知らない間に服にまとわりついている様で、「何付けてるんですか?」と患者さんからも聞かれました。うまくできる様になった頃にはもう終わりです。最後はこの毛を散髪してセットしました。
作品の終わりに、このさらさらと散らばって落ちて行く雰囲気と、右上に広がって飛び去って行く感じを手ざわりから想像してもらえるとうれしいです。
以下案内ですが、チラシやHPには、たくさんの展覧会が併記されていてわかりにくいと言う声を聞いたので、企画者には失礼とは知りながら、あえてさわって鑑賞できる部分だけを抜粋しました。
もう一つ、12月2日(日)の14時から、「さわって感じておしゃべりツアー」のようなものが企画されたようです。ぼくもそれに間に合う様に会場に向かいます。飛び入りでもOKのようです。ぜひご参加ください。
障害×アート~障害のあるアーティストの魅力発信~
https://nara-arts.com/event/障害xアート~障害のあるアーティストの魅力発/
ユニークで質の高い作品がズラリ感性豊かなアートを鑑賞
催期間 11月29日(木)?12月6日(木)
開催時間
■奈良県文化会館 11月29日(木)?12月6日(木) 9:00?18:00 (12月3日は休館)
会場:奈良県文化会館
■触って楽しむ作品展
見て鑑賞するのがアート。でももし、作品に触れることができるとしたら? 全盲の美術家、光島貴之さんと奈良県在住の山口裕樹さんによる、さまざまな触感の作品に触れて楽しむ展示
会場 奈良県文化会館
住所 奈良市登大路町6-2
問い合わせ先
障害者アート展事務局
0570-03-7690
開催期間 11月29日(木)~12月6日(木)
開催時間
9:00?18:00 (12月3日は休館)
入場料
無料
交通アクセス
■奈良県文化会館/近鉄奈良駅より徒歩5分