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2019.02.15

眼のこと

左右とも義眼を入れていることは、以前何かで書いたことがある。
その右目の奥に腫瘍が出来ていることが発覚し、昨年12月21日に府立病院で細胞生検をした。正月休みを挟んだので、結果は1月の十日まで待たなければならなかった。主治医から告げられたのは、悪性ではなく、炎症性の偽腫瘍と言うことだった。ステロイドの大量投与でいい治療報告が上がっているとのことで、一日6錠(40mg)から始めて2週ごとに1錠ずつ減らしていく治療方針が決まった。現在4錠飲んでいる。12週でステロイドが終わり、3cmあった腫瘍が消えるか、小さくなっていれば治療は成功ということになる。

11月ぐらいから右肩凝りがひどくなり、頭痛で涙が出るようになった。シップと鎮痛剤で何とか乗りきっていたのだが、ひょっとしたら右奥歯の上の歯周病が原因かと思い、歯科で2本抜いてもらったが、まったく痛みに変化がなかったので府立病院の形成眼科を受診したら義眼を乗せている義眼台の裏側に腫瘍が発見された。局所麻酔での細胞生検は痛かった。義眼台を削っているような音や、何かを焼き切るような焦げ臭い匂いもしてきて、ハサミでプチプチ切る完食もあった。もし腫瘍を摘出するような手術が必要なら、全身麻酔でないとダメやろうなとも思っていた。

と言うわけで、今年の正月は最低な気分で過ごしていた。鎮痛剤を飲めば酒も少しは飲めた。午前に鍼をし、それでもなぜか午後から必ず痛みがひどくなるので、シップを貼り、夕方には鎮痛剤を飲む毎日が続いていた。あれだけ目の中をかき回したら少しは痛みも増しになるかと思っていたがそう簡単ではなかった。最悪と最善のことを予想して十日の診察に臨んだ。そしてステロイド剤を飲み始めるとその日の内に痛みが消えた。恐るべしステロイド効果。肩凝りも片頭痛もまったくない。義眼を入れている部分も柔らかくなり、義眼が以前より沈んでいる。こういうのを奥目と言うのだろうか。左眼との高さが気になるようになった。

さて、次はステロイドの副作用とのおつきあいである。まずは免疫力が落ちると言うことで風邪やインフルを軽快しなければならない。一応外出時や、鍼で患者さんに接するときにはマスクをしている。今のところ、風邪は引いていない。

二つ目の心配は、元々ある高血圧への影響だが、やっぱり少し高目になっているので、降圧剤を一錠増やしてもらった。
もちろん胃薬はもらっているが、酒は少なめにしておかないと胃に応える。日本酒で2合飲んだら明くる日の胃の状態は最悪だった。

中心性肥満というのも報告されている。顔や、体感に脂肪が付きやすく、四肢の脂肪は落ちて細くなるそうだ。これは以前から継続中の糖質制限で何とか乗りこえられるかもしれない。それにしても胃は刺激されているのか食欲が旺盛だ。
1週間ほど前からほっぺたに吹き出物が出来てきた。口の中も少し荒れているのか、味覚に自信が持てない。

気分障害の記述もあった。これは明らかに鬱ではなくて、躁状態になっている。多幸症という呼び方も初めて知った。これって「恋愛ホルモン」だったりする? あまり動き回ると体力的にしんどくなるのだが、気分はハイ。何でもやってしまおうという気持ちになるのをおさえおさえ様子を見ている。
今晩も赤ワインを100ccぐらいにしておこう。ハイになっている分睡眠が浅い。ここで睡眠薬などもらってもややこしいだけと思い、前から読みたかったミステリーを片っ端からiPhoneで聞いている。30分で自動的に切れるようにしておき、また目が覚めたら聞きはじめる。そんなことを何回も繰りかえしながら朝を待つ。小間切れではあるがたぶん時間的にはある程度寝ているはずだ。

先ほど、大学時代からずっと通っていた散髪屋さんのおやじから電話があった。この2月末で店仕舞いだそうだ。本当なら昨年末には散髪に行くつもりだったが、眼のことで行きそびれていたら、12月から店仕舞いの張り紙をしていたがもし3月になってから来られると桑岩類から連絡させてもらったとのこと。おやじさんは、80歳になるらしい。後5年ぐらいはやってくれていると思っていたのでびっくりした。ぼくも後何年鍼灸院を続けることが出来るだろう。

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トークイベント さまざまな体で楽しむメディア芸術鑑賞

今年二つ目のトークイベントです。早瀨憲太郎さんのお話しが楽しみです。

文化庁メディア芸術祭 飛鳥・橿原展『ことば・つながる・セカイ』
http://mediaarts-asuka-kashihara.com/#event

トークイベント さまざまな体で楽しむメディア芸術鑑賞

メイン会場 3/2(土)14:00-15:45

メディアテクノロジーの発展は、多様なコミュニケーションのあり方を可能にしてきました。
それは、芸術の楽しみ方をどう更新できるのでしょうか。
本トークでは、ろうと全盲という体の特徴を持ちながら創作に携わられている早瀬憲太郎氏と光島貴之氏、そして今回サテライト会場としてメディア芸術祭を開催しているGood Job! Center KASHIBAセンター長の森下静香氏と、メディア芸術の楽しみ方について議論します。
出演者
早瀬憲太郎(映像作家、教育者)
光島貴之(美術家・鍼灸師)
森下静香(Good Job! Center KASHIBA センター長)
モデレーター:田中みゆき(キュレーター/プロデューサー/サテライト展示キュレーター) 
定員
80名
参加無料
※手話通訳あり 
場所
ミグランス4F コンベンションホール
奈良県橿原市内膳町1丁目1-60
申し込み方法
3月2日(土)13:00?ミグランス1階、展示会場受付にて整理券の配布を行ないます。
※トークショーの一般観覧席は80席限定となります。
お席が上限に達した場合、整理券をお持ちの方のみ入場可能とさせていただきますのでご注意ください。
出演者プロフィール
早瀨憲太郎(はやせ・けんたろう)
奈良県天理市出身。横浜市内で国語専門学習塾「早瀨道場」経営。
2001年よりろう児向けの映像教材を制作、2009年公開し観客30万人動員した映画「ゆずり葉」や東日本大震災と障害者をテーマにした「生命のことづけ」の脚本、監督をつとめた。また2007年?2014年みんなの手話講師、2018年平昌(ピョンチャン)オリンピック、パラリンピック応援番組のキャスターをつとめた。夏季デフリンピックサムスン2017自転車競技日本代表。2020年公開予定の全日本ろうあ連盟製作の映画の監督と脚本を担当。妻はろう者初の薬剤師。
光島貴之(みつしま・たかゆき)
10歳の頃に失明。1992年から粘土造形を、95年よりラインテープとカッティングシートを使った「さわる絵画」の制作を始める。見えていた頃の記憶をたどりながら色を選び、自分にとっては何気ない日常の感覚をモチーフに、さわる世界の魅力を表現し続けている。
2002年、対話しながら絵を鑑賞するグループ「ミュージアム・アクセス・ビュー」の結成に参加。触覚に注目したワークショップや、音の作家とのコラボレーション、身体表現にも意欲的に取り組む。
森下静香(もりした・しずか)
Good Job! Center KASHIBAセンター長。たんぽぽの家にて、障害のある人の芸術文化活動の支援や調査研究、アーロプロジェクトの企画運営、医療や福祉などのケアの現場におけるアートの活動の調査を行う。
2012年より、アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野をこえて新しい仕事を提案するGood Job!プロジェクトに取り組む。Good Job!プロジェクトでは、2016年度グッドデザイン賞にて、金賞受賞。編著に『インクルーシブデザイン?社会の課題を解決する参加型デザイン』、『ソーシャルアート?障害のある人と社会を変える』(いずれも学芸出版刊)など。
田中みゆき(たなか・みゆき)
1980年生まれ、キュレーター/プロデューサー。アートセンターなどに勤務後、フリーランス。障害を「世界を捉え直す視点」としてカテゴリーにとらわれないアプローチを展開する。近年の活動に『義足のファッションショー』(2014年、日本科学未来館)、『“dialogue without vision”』(2016 年、国際交流基金)、『大いなる日常』展(2017年、NO-MA)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(2017年?、KAAT神奈川芸術劇場)など。プロデューサーとして携わる映画『ナイトクルージング』が3月30日公開。

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2019.02.08

「見えない人の美術表現」研究セミナー

吉岡先生とこのような場でお話しするのは、2013年のVOICE GALLERY以来でしょうか。そうそう、雑誌『こころの未来』でも対談してました。
「SKIN-DIVE」以来いろんな所で作品を見てもらっていたり、大学での講義を聴講? させてもらっていたりでいろんな場面で作品のヒントをもらってきたように思います。
ちょうど、今作品の転機にも差し掛かっているような気がするので、いいチャンスでお話しすることが出来そうです。

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「見えない人の美術表現」研究セミナー

講師:光島貴之 氏
コメンテーター:𡌶美智子 氏
司会:吉岡洋 氏

日時:2019年2月22日(金) 15時00分から17時00分
場所:京都大学稲盛財団記念館3階 小会議室1

「目の見えない人の美術表現」に関する研究集会として、現代アートの分野で活躍するアーティスト光島貴之さんを講師にお迎えし、最近の活動と今後の展望を中心に、美術制作の実際とその背景にあるお考えを講義していただきます。その後で、東山アーティスト・プレイスメント・サービス(HAPS)他でアートライターとして活動する𡌶美智子さんにコメントをいただき、全員でディスカッションを行います。

プログラム

15:00-16:00 光島貴之氏によるレクチャー

16:00-16:30 𡌶美智子氏によるコメント

16:30-17:00 全員による質疑応答とディスカッション
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