信濃美術館の企画で、西村陽平氏との二人展が行われます。
ぼくは、2012年以来取り組んでいる触覚コラージュとそれを進化させた釘だけでラインを表現する作品を出品します。
釘は、さわるにはかたくて、鋭くて存在感ありすぎかもしれませんが、さわる内にそのやわらかさとリズムのくり返しの心地よさをを感じていただけると思います。
ラインテープでは出来なかった、より三次元的なかたちのおもしろさを体験してみてください。
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触れる美術展2018 手から始めよう 西村陽平×光島貴之
2018(平成30)年12月8日(土)~16日(日)
10:00~18:30 会期中無休
入場料無料
主催=長野県、長野県信濃美術館
場所 ギャラリープラザ長野
380-0835 長野市新田町1513-2 82プラザ長野内)
お問合せ
長野県信濃美術館
026-232-0052
http://www.npsam.com
〈関連イベント〉
作家と一緒に手や耳で楽しむおしゃべり鑑賞会
2018年12月8日(土) 講師:西村陽平氏
①10:30~12:00
②13:30~15:00(この回のみ手話付き)
2018年12月15日(土) 講師:光島貴之氏 14:00~16:00
【参加費】無料
【申込】要申込 各回10名
【集合場所】展覧会場にお集まりください。
【定員】10名(先着順・要申込)
<鑑賞補助ボランティア募集>
会期中「触れる美術」鑑賞補助をしていただくボランティアを募集します。
詳細は、美術館(TEL026-232-0052)にお問合せください。
【お申込み方法】
参加希望のイベント番号を明記の上、イベントの1週間前までにお申し込みください。
1)参加希望イベント番号
2)お名前
3)連絡先携帯電話番号
4)メールアドレス
5)障害の有無
6)同伴者の有無と人数を長野県信濃美術館までお知らせください。
長野県信濃美術館では、より多くの方々に美術作品を鑑賞していただく事業として「触れる彫刻(美術)展」を、2015年度から毎年度開催してきました。今年度は、視覚以外の感覚を使って楽しむ美術に積極的に関わってきた、西村陽平と光島貴之を迎えて「触れる美術展」を開催します。
触れないで鑑賞するのがあたり前と思われてきた美術鑑賞ですが、触れることでどのような世界が広がるでしょう。時には素早く、時にはゆっくりと、触れ方でも感じ方は変わります。温度や触感、質感から生まれる感覚の豊かさをお楽しみください。
出品作家プロフィール
西村陽平
1947年京都生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科彫塑専攻(現・筑波大学)卒業。造形作家として制作を続けながら、74年から98年まで23年間、千葉県立千葉盲学校にて美術教諭を務める。77年、第4回日本陶芸展で外務大臣賞受賞。書籍に土を塗り高温で焼成させる作品シリーズにより高い評価を受ける。視覚、聴覚、触覚などの感覚に働きかける作品を制作する他、国内外で触覚をテーマにしたワークショップを多数開催。
光島貴之
1954年京都生まれ。10歳頃失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後に鍼灸院開業。鍼灸師として勤めながら92年より粘土造形を、95年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「触る絵画」の制作を始める。98年、「'98アートパラリンピック長野」大賞・銀賞を受賞。他作家とコラボレーションした「触覚連画」の制作や、近年では「触覚コラージュ」といった新たな表現手法を探求している。また、触覚に着目したワークショップにも精力的に取り組んでいる。
〈アクセス方法〉
・長野駅「善光寺口」より中央通りを善光寺方面へ、徒歩15分です。
・中央通りと昭和通りが交差する「新田町」交差点の北西角にあります。
・駐車場は、82プラザ長野ビル西側にあります。