カテゴリー「作品・展覧会」の104件の記事

スケジュール

2019.12.05

兵庫県立美術館のコレクション展で『光のぬくもりを感じて』をご覧ください

特集 『もうひとつの日常』 || 兵庫県立美術館 2019年度 コレクション展Ⅲで
2002年の「美術の中のかたち」展に出品していた『光のぬくもりを感じて』をご覧いただけることとなりました。当時の展示状態を再現してもらい、柳原義達のブロンズ彫刻 道標・鴉 とあわせての展示となります。
ちょうど、大きな作品を目指してやっていた頃のものです。美術館所蔵のブロンズをさわってそのイメージを広げながら制作しました。

なお、事前にご連絡をいただいた視覚障害者の方々については、学芸員の立会いでほかのブロンズ彫刻とあわせて、光島の作品も触って鑑賞できます。

https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1911/detail.html#r04

会場は、1階常設展示室4。「第四室 青春:新たなる日常-永遠に向かって」と言うコーナーにあります。

展覧会は2020年3月1日の日曜日まで。

|

2019.11.20

みんなで展覧会に出品

初心に帰ってラインテープとカッティングシートの絵を出品します。

「第24回みんなで展覧会」
会期:2019年12月3日火曜日から15日日曜日
12時から18時(9日月曜日はお休み 最終日は17時まで)
会場:山崎書店2階
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-18
京都市地下鉄東山駅から徒歩5分
電話番号:075-762-0249

|

2018.11.29

障害×アート~障害のあるアーティストの魅力発信~

最近ぼくだけでしょうか!! 「また障害者アート?」と言われることが増えてきました。いい意味でも悪い意味でも飽和状態に近づいている様に思います。飽きられない様にしなくちゃね。

奈良での展覧会に2014年京都の「ギャラリーはねうさぎ」に出展した『さわるためにだけ存在するもの』をリメイクして出品することになりました。

今回は、ほぼ直線で1か所だけ柱の出っ張りがある壁面でした。従って9枚のパネルを貫く畳のへりの長さが微妙に足りなくなり、改めて買い求めましたが、同じ色が見つからず今回は、朱色と黒にしてみました。見た目のコントラストはいかがでしょう。

それと最後の2枚に関しては、ふさふさした毛髪のところがぺったんこになってしまい、ずいぶん薄毛になってしまったので、増毛を試みました。スズランテープと言うのでしょうか。透明のセロファンテープを剣山やハサミで切り裂いて細いさらさらした毛を、この2週間ほどずっと作っていました。
これをやっていると抜け毛がいっぱいできて知らない間に服にまとわりついている様で、「何付けてるんですか?」と患者さんからも聞かれました。うまくできる様になった頃にはもう終わりです。最後はこの毛を散髪してセットしました。
作品の終わりに、このさらさらと散らばって落ちて行く雰囲気と、右上に広がって飛び去って行く感じを手ざわりから想像してもらえるとうれしいです。

以下案内ですが、チラシやHPには、たくさんの展覧会が併記されていてわかりにくいと言う声を聞いたので、企画者には失礼とは知りながら、あえてさわって鑑賞できる部分だけを抜粋しました。

もう一つ、12月2日(日)の14時から、「さわって感じておしゃべりツアー」のようなものが企画されたようです。ぼくもそれに間に合う様に会場に向かいます。飛び入りでもOKのようです。ぜひご参加ください。

障害×アート~障害のあるアーティストの魅力発信~
https://nara-arts.com/event/障害xアート~障害のあるアーティストの魅力発/

ユニークで質の高い作品がズラリ感性豊かなアートを鑑賞

催期間 11月29日(木)?12月6日(木)

開催時間  
■奈良県文化会館 11月29日(木)?12月6日(木) 9:00?18:00 (12月3日は休館)

会場:奈良県文化会館

■触って楽しむ作品展

見て鑑賞するのがアート。でももし、作品に触れることができるとしたら? 全盲の美術家、光島貴之さんと奈良県在住の山口裕樹さんによる、さまざまな触感の作品に触れて楽しむ展示

会場 奈良県文化会館
住所 奈良市登大路町6-2

問い合わせ先
障害者アート展事務局
0570-03-7690

開催期間 11月29日(木)~12月6日(木)
開催時間  
9:00?18:00 (12月3日は休館)

入場料
無料

交通アクセス
■奈良県文化会館/近鉄奈良駅より徒歩5分

| | コメント (0)

2018.11.13

触れる美術展2018 手から始めよう 西村陽平×光島貴之

信濃美術館の企画で、西村陽平氏との二人展が行われます。

ぼくは、2012年以来取り組んでいる触覚コラージュとそれを進化させた釘だけでラインを表現する作品を出品します。

釘は、さわるにはかたくて、鋭くて存在感ありすぎかもしれませんが、さわる内にそのやわらかさとリズムのくり返しの心地よさをを感じていただけると思います。
ラインテープでは出来なかった、より三次元的なかたちのおもしろさを体験してみてください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

触れる美術展2018 手から始めよう 西村陽平×光島貴之

2018(平成30)年12月8日(土)~16日(日)
10:00~18:30  会期中無休
入場料無料
主催=長野県、長野県信濃美術館

場所 ギャラリープラザ長野
380-0835 長野市新田町1513-2 82プラザ長野内)

お問合せ
長野県信濃美術館
026-232-0052
http://www.npsam.com

〈関連イベント〉
作家と一緒に手や耳で楽しむおしゃべり鑑賞会
2018年12月8日(土)  講師:西村陽平氏  
①10:30~12:00   
②13:30~15:00(この回のみ手話付き)

2018年12月15日(土) 講師:光島貴之氏  14:00~16:00

【参加費】無料
【申込】要申込 各回10名  
【集合場所】展覧会場にお集まりください。
【定員】10名(先着順・要申込)

<鑑賞補助ボランティア募集>
会期中「触れる美術」鑑賞補助をしていただくボランティアを募集します。
詳細は、美術館(TEL026-232-0052)にお問合せください。

【お申込み方法】
参加希望のイベント番号を明記の上、イベントの1週間前までにお申し込みください。

1)参加希望イベント番号
2)お名前
3)連絡先携帯電話番号
4)メールアドレス
5)障害の有無
6)同伴者の有無と人数を長野県信濃美術館までお知らせください。


長野県信濃美術館では、より多くの方々に美術作品を鑑賞していただく事業として「触れる彫刻(美術)展」を、2015年度から毎年度開催してきました。今年度は、視覚以外の感覚を使って楽しむ美術に積極的に関わってきた、西村陽平と光島貴之を迎えて「触れる美術展」を開催します。
触れないで鑑賞するのがあたり前と思われてきた美術鑑賞ですが、触れることでどのような世界が広がるでしょう。時には素早く、時にはゆっくりと、触れ方でも感じ方は変わります。温度や触感、質感から生まれる感覚の豊かさをお楽しみください。


出品作家プロフィール
西村陽平
1947年京都生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科彫塑専攻(現・筑波大学)卒業。造形作家として制作を続けながら、74年から98年まで23年間、千葉県立千葉盲学校にて美術教諭を務める。77年、第4回日本陶芸展で外務大臣賞受賞。書籍に土を塗り高温で焼成させる作品シリーズにより高い評価を受ける。視覚、聴覚、触覚などの感覚に働きかける作品を制作する他、国内外で触覚をテーマにしたワークショップを多数開催。

光島貴之
1954年京都生まれ。10歳頃失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後に鍼灸院開業。鍼灸師として勤めながら92年より粘土造形を、95年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「触る絵画」の制作を始める。98年、「'98アートパラリンピック長野」大賞・銀賞を受賞。他作家とコラボレーションした「触覚連画」の制作や、近年では「触覚コラージュ」といった新たな表現手法を探求している。また、触覚に着目したワークショップにも精力的に取り組んでいる。


〈アクセス方法〉
・長野駅「善光寺口」より中央通りを善光寺方面へ、徒歩15分です。
・中央通りと昭和通りが交差する「新田町」交差点の北西角にあります。
・駐車場は、82プラザ長野ビル西側にあります。

| | コメント (0)

2018.11.12

CANVAS vol.2 “Black is Beautiful"

クラブ メトロでライブ制作をします。

今回も、若い人たちに誘われての参加となりました。メトロは初めてです。ライブハウスに行くことはあっても、DJが活躍するところって行ったことがないのです。クラブデビューうまく行くでしょうか。一度は下見に行ってこようと思ってます。画材はいつものラインテープとカッティングシートなので問題ないのですが、音楽になじめるのだろうか。少しだけ不安です。

祭日の前夜です。どうぞ見に来てください。と言うか暗闇の中で制作します。時々明るくなるそうです。もちろんさわって感じてもらえるようにします。
他の作家さんとのからみも出来るといいな!!
CANVAS vol.2
“Black is Beautiful“

11/22 Thu(木)
京都 CLUB METRO
https://www.metro.ne.jp/single-post/181122

21:00 ~04:00

\2,000 inc. 1drink

DJ:
T-AK
SHIM TATSUYA
UQ
Tatzuma
Jordan
IMADEGAWA
Yu-more
MileZ
Soma
Take
KOJI
XMEA


Special guest artist:
光島貴之

Artists
森本貴史
Alice Ozawa
Takumi Koizumi
ジョニー大島


Facebookページ:
https://www.facebook.com/events/245544889441737/

関西屈指のクラブ文化の発信地、クラブメトロ発。

新進気鋭からのアーティストが紡ぐアートの世界を、海外アーティストとの共演経験多数の超実力派DJ達がドープな世界に作り変える。音楽とアートが完全に一体となった空間。

そして目指すのはただ一つ、「徹底的な非日常」。

第2回のテーマは『Black is Beautiful』。

ある人は言った。「黒は女を美しく見せるのよ」と。
そう、「黒」は美しい。そんな「黒」を完膚なきまで追求する。

日常的に潜み、同時に確実にそこにある「黒」が、その姿を大きくして、全ての人を、その姿に関係なく、違いさえも飲み込んで、平等に引きずり込んでいく。

聴く。触れる。感じる。

何気ない感覚が存在感を増して、頂点に達して暴発した時、圧倒的な非日常が、人々を包み込む。
誰もやったことのない前代未聞の試み。

その先にあなたを待っているものとは。


METRO
京都市左京区川端丸太町下ル下堤町82 恵美須ビルB1F
(京阪神宮丸太町駅2番出口)

Tel:075-752-4765

B1F Ebisu Bldg. 82 Simodutsumi-cho kawabata Marutamachi sagaru Sakyo-ku Kyoto Japan

イベント問い合わせ
ricezhao1993@yahoo.co.jp

| | コメント (0)

2018.05.19

ウッドノートでグループ展

今回ウッドノートという喫茶店(アイリッシュカフェ)でグループ展を開催することになりました。
若い人たちに誘われるまま出品を決めました。
あふれ出すような思いをコントロールできないまま描き始めたあの頃の原点に立ち返って、ラインテープとカッティングシートで制作を進めています。
あの頃とは20年も前のことですが、なにかが違うとしたら同じテーマを反復して描けるようになったことでしょうか。

さて4人のキーワードは何か? 多様性という言葉で括るしかないようですが、ぼくとしては若い人のエネルギーをもらいながら、作品を通しての対話ができればいいなぁと思っています。おいしいチャイでも飲みながらゆっくりご覧ください。

-------ここから案内文--------

「Komorebi展」

■出展作家

光島貴之
つじのゆうこ
Toshihiko Kitaguchi
Xiao mogui (小鬼)

■会期 6月2日(土)から6月10日(日)
営業時間: 12時30分 から 23時 (定休日火曜日)
初日 6月2日(土)18時からオープニングパーティーを開催します。

* 6 月3日(日)は、ウッドノート35周年イベントにつき、大変な混雑が予想され、本展をゆっくりとご覧いただけないことが予想されます。どうしてもこの日という方は、14時ぐらいまででお願いできればと思います。
 最終日 6月10日(日)は、17時頃から搬出作業を始めます。

会場 喫茶店 ウッドノート
TEL 075-722-9302
〒606-8187 京都市左京区一乗寺大原田町23-3
(叡山電鉄 一乗寺駅)から徒歩5分
市バスの場合は、「高野」下車。北大路通を東へ。叡山電鉄の踏切の手前を北へ60メートル。東側。

最後に、この展覧会タイトルを決めるに当たってのエピソードを、呼び掛け人でもある北口さんの一文から紹介させていただきます。

■「komorebi 展」について

タイトルと言えば、最初に入って来る言葉ですし、やや妄想的に " どうせ始めるなら、先々に繋がるものにしていきたい。 " なんて想いがあったもので、企画が動き出した初期から、一言で想いを端的に伝えられる言葉はないものかと、ずっと探していました。

今回会場として使わせてもらう " 喫茶店・ウッドノート " ですが、その名前からも感じられるように、外観、内装共に木の様子がふんだんに感じられるようなものになっていまして、それが年季が入って、ほどよくくたびれて、いい感じに落ち着ける空間になっております。

ここをスタートにするのなら、それにちなんだ名前にしようと、そこに集まって言葉探しをしていた中で、 " 木漏れ日 " なんて言葉にたどり着いたのですが、枝葉をすり抜けていく条もの光が大地に降り注ぐ様子が、まさに今ここでしようとしている事にぴったりとはまるように感じられたので、この名前にしました。

良いと感じられる言葉は、多くの人達も良いと感じる物のようです。

ほんの数日前、フライヤーも仕上がって来て、いよいよ準備も大詰めに入って来たところで、日仏を股にかけた大規模なアール・ブリュット展と名前がまるかぶりだと言う事を知り、頭を抱えているところです。

偶然の一致とは言え、不勉強だった、詰めが甘かったと反省しております。

とは言え、そもそも規模もはるかに違う話でもありますし、今回ばかりはご容赦願いたいと、このまま話を進める事に致しました。

どうぞ、ご理解頂けますよう、よろしくお願いします。

2018年5月10日

| | コメント (0)

2014.09.14

ギャラリイK「31,536,000分の1の・いま Part 2」(20日まで)

ギャラリイKでのグループ展に出品します。
9月15日(月)〜20日(土)です。
小さな作品2点ですが、お時間許せばぜひさわって楽しんでください。
タイトルは、「隠されているものをさわる I」と「隠されているものをさわる II」です。
こどもの頃さわってはいけないとされていたものは、実はぼくの生活をすばらしいものに
導くものだったのです。

他の作家の作品をさわってしまわないようにご注意ください。

「31,536,000分の1の・いま」- Part 2 -
9月15日(月)〜20日(土)
11:30〜19:00 土曜日〜17:00

出展作家:
相原慶樹、大久保貴裕、荻島香織、小河泰帆、加藤千晶、
河邉ありさ、佐々木和良、佐立るり子、佐東 恵、高島大理、
光島貴之、宮本梨衣、元井陽子、山越 梓

「31,536,000」とは一年間の秒数。地球45億年の歴史
を1年にたとえるならば、産業革命以降エネルギー消費が激増した
150年間はたったの1秒。その1秒で地球環境を破壊しつ
つあるのが人間なら、その1秒に芸術のめざましい展開を見せ
たのも人間。はたして私たちが出会い、共存しているこの1秒
は最後の1秒でしょうか、それとも私たちの表現と創造が次の
1秒へと希望を繋いでいくのでしょうか。Part 2は新たに7
名の作家が出品します

Gallery K
〒104-0031東京都中央区京橋3-9-7京橋ポイントビル4F
Tel/Fax.03-3563-4578 galleryk@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/galleryk

| | コメント (0)

2014.03.25

「光島貴之展 ー さわるために存在するもの」

1ヶ月間、河原町三条のRADの事務所をお借りしてスタッフと共に制作しました。
その様子は、フェイスブック「光島貴之と制作スタッフのページ」でご覧いただけます。
https://www.facebook.com/mitsuhari1

2012年の「ギャラリイK」以来、「VOICE GALLERY」「 ARTZONE」 「甲南大学」と
触覚コラージュの技法で作品を発表してきました。うよきょくせつありましたが少しは様
になってきたかと思います。どこにたどり着くのかは、まだまだ自分でもよく分かっていませんが、方向だけは定まってきたように思ってます。どうぞさわってご鑑賞ください。

-------ここから個展の案内です--------
「光島貴之展 ー さわるために存在するもの」

布は、おそらく誰もが毎日さわり慣れている素材ではないでしょうか。
しかし、ひょっとしたら視覚的なイメージにそそのかされて、手ざわりの感覚を十分作動
させていないかもしれません。手を動かしながら、もう1つの楽しみ方を見つけてもらえ
ればと思います。

開場: GALLERYはねうさぎ
〒605-0033 京都市東山区三条通神宮道東入南神宮道ビル2F
TEL & FAX 075-761-9598
http://www.galleryhaneusagi.com/

回帰:
4月1日(月)〜4月13日(日)
12:00〜19:00
※月曜休廊・最終日は17:00まで

■トーク&パフォーマンス■
4月12日(土)18〜20時
予約不要・入場無料
光島貴之×里見まり子(即興舞踏家・宮城教育大学教育学部教授)
ゲストに仙台のクリスタルボウル奏者、遠藤 園子さんが参加してくださることになりま
した。お二人のパフォーマンスの後、作品についてのお話しができればと思っています。

里見まり子
http://sky.geocities.jp/art2008mizu/satomi-1.html

遠藤園子
http://crystallin.blog36.fc2.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

| | コメント (0)

2013.12.05

「なんとなく、クリスマス」展

こんなチャリティー展に出品してみました。みなさま落札を!!
開催中!「なんとなく、クリスマス」展 |たんぽぽの家
http://popo.or.jp/info/2013/12/post-133.html

なんとなくクリスマスのオークションが、ネットでもできるようになったそうです。ぼくの作品番号は81~84です。

「なんとなく、クリスマス」展
─ 有縁のすみか」チャリティーオークション企画 ─

<展示会場>
たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー
〒630-8044奈良県奈良市六条西3-25-4

【会  期】
2013年12月1日(日)~12月21日(土)
開館時間11:00~17:00 ※日、月は休館。
作品は会期中、「サイレント・オークション形式」で入札、最終日の時点で最高額を入札している方が落札となります。
※最低落札価格は、500円とさせていただきます。

クリスマスは、どこかソワソワ。まちはお祭り騒ぎ。
道行く人たちも、カップル以外は、どこか所在なさげ。
手帳を開いて何も予定がないと、罪悪感さえありますね。
でもでも。本当は、クリスマスはイェスキリストの降誕を祝う厳粛な祝日。
クリスチャンの家庭では、教会のミサに行ったり家族でゆっくり過ごすのが一般的です。それにならっで、今年くらいは、なんとはなしにクリスマスを過ごされてはいかがですか?

このたび、「アートセンターHANAギャラリー」では、
田中康夫著、『なんとなく、クリスタル』になぞらえて、「なんとなく、クリスマス」展を行います。

そこで、吉野のスギやヒノキの端材など、木材を使った「なんとなく、クリスマス」を思わせるような作品を募集します。
たんぽぽの家は現在、地域の人、住む人、ケアする人みんなが「縁」をシェアする地域の拠点「有縁のすみか」づくりを進めています。

今回の企画は、みなさまに作品をお寄せいただき、展示会場でチャリティーオークションにかけることで、オークションの収益を「有縁のすみか」建設費用に充てさせていただこう、という試みです。

2_3

3_3

4_2

5_2

主催:たんぽぽ
吉野製材工業協同
センターHANAギャラリー
株式会社丸商店

お問い合わせ先
たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー「なんとなく、クリスマス」展実行委員会
〒630-8044奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055
Fax.0742-49-5501

| | コメント (0)

2013.09.11

「光島貴之展 ー さわるためにだけ存在するものがあってもいい」

作品は、幅9cm、厚さ2cmでさまざまな長さの13本の木製の板を組み合わせて作りました。

それぞれの長さは、50cmから215cmです。

画面が細長いということは、さわっているときにさわり忘れがないということになります。

見える人には関係ないですね。でも、そのような触覚の特性を取りだして作品を構成するとどのようなことにな

るのかを試させていただきました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「光島貴之展 ー さわるためにだけ存在するものがあってもいい」

会期: 9月21日(土)〜10月19日(土)

開場時間: 月曜〜土曜 午前9時〜午後6時 日曜、祝日 午前9時〜午後5時

会期中無休

場所: 甲南大学(5号館1階) ギャルリー・パンセ 

   観覧料金 無料

〒858-8501 神戸市東灘区岡本8-9-1

■関連イベント

対談「触って感じるアレコレ」光島貴之×服部正(本学教員)

9月22日(日曜)午後2時〜午後4時 511教室(ギャラリー横)

協力 株式会社ナカダイ

お問合せ先 

078-435-2572(服部)

078-435-2675(文学部事務室)

■展覧会趣旨

甲南大学では毎年、国内外で活躍している作家による展覧会を行っています。今年は「光島貴之展―さわるため

にだけ存在するものがあってもいい」を開催いたします。京都出身の光島貴之(みつしま・たかゆき 1954〜 )さ

んは、体験型の作品や触覚に関するワークショップなどで活躍中です。今回は、4点の旧作とともに、ギャラリ

ーの空間にあわせた新作のインスタレーションを展示します。実際に触ることのできる作品を通して、触覚文化

について考えていただきたいと思います。

<制作に寄せて>

 全盲であるぼくが作品を発表するようになってかれこれ20年近くになる。最近ある男性に「さわるためにだけ

存在するものって何だろう?」と質問すると、「そりゃあ、アレに決まってるやろう」といういやらしそうな声

が聞こえて来た。

 これを一人の男性の他愛ない発言として見過ごすことはできない。そのような言い回しによって視覚障害者の

「さわる」という観察や認識、感受性がどれほどおとしめられてきたか。ぼくは、そのような一般的な価値観に

よって何度も何度も繰り返し行き詰まりを経験してきた。今回の作品は、そのようなもはやぼくの中にまで染み

込んできている「さわる=いやらしい」という美意識を、根底から覆したいと思いながら制作を始めた。

点字は、さわるためにだけ意味を持っていると言っても過言ではないだろう。そのような価値観を持った作品を

提示したいと思っている。

光島貴之

* ちらしのイメージは、以下からご覧ください。

http://kihs-konan-univ.org/blog/397


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

| | コメント (0)

より以前の記事一覧